こんにちは、木工職人で木工DIYクリエイターのNaotoです。
木工職人として働きながら、Youtubeでの動画投稿やブログを書いています。
Youtubeチャンネル『Naotoの木工DIY部屋』では自分のDIYの作業風景や木工DIYを初心者向けにやり方や作り方などを解説しています。
今年もあと少しということで、いろんなYoutuberやインスタグラマーが今年買ってよかった物などの企画をよく見ますね。
なので、自分も今年買ったDIY用の工具を改めてみようかな思い、この記事を書くことにしました。
2021年はYoutubeやブログを見てくれている方はわかるかと思いますが、テーブルソー作りやいろんな治具作りを多くやってきました。
ですが、そのDIY中に追加追加でいろんな工具、中には電動工具も買っていました。
というわけで、今年DIYのためにいろんな工具を買った中からオススメできる工具を紹介していきます。
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今年買った電動工具2つ
01:makita(マキタ)165mm充電式マルノコHS610DZ
こちらが今年買って一番よかった電動工具です。
それがmakitaの丸ノコです。
これは18Vのバッテリー式で以前使用していたコード式に比べて非常に作業性が良く本当に買ってよかったと思いました。
↓以前使用していた商品はこれ
鮫肌チップソーとセットで切れ味抜群
この丸ノコ何がいいかというと、
「メッチャ切れる!!」
メッチャ切れるとは曖昧な表現でした。。。
もう少し詳しくいうと、簡単にスパッと切れて、かつ切り口が綺麗な断面なんです。
試しにワンバイフォー材をカットしてみましたが、このようにツルツルでございます!
また、切っている時も今まで使用していた丸ノコに比べて楽に切ることができます。
ブレーキ性能が高い
それと、スイッチを切った時のブレーキ性能がメチャ高いです。
以前もマキタでコード式の丸ノコを使用していましたが、その丸ノコよりも倍近く早く止まります。
使い終わったあと、惰性で刃が回っていると危ないのでこの機能は安全面から見てもすごくいいですね。
DIY初心者でもお金に余裕があるならブレーキ性能が高い電動工具を使用した方が安全に作業することができますね。
18Vのコードレス
それと、この丸ノコに買い替えた理由の元がこれなんですが、
コード式だとどうしても作業性が悪いため今回の丸ノコのようにバッテリー式にしたかったんですよね。
自分のDIYでは丸ノコを使用する時上の写真のように丸ノコ定規を使って合板などサイズの大きいものをカットすことが多いのですが、
コードが付いているとどうしても定規に引っかかってやりにくいところがありました。
また、切っている時にコードを気にして危ないということもあります。
なのでDIYの作業性を上げるためと、そろそろ新しくしたいなというところでこの18Vのバッテリー式に買い換えたというわけです。
HS610DZが無線非対応モデルなので購入時は注意
今回購入したmakitaの丸ノコは、
- チップソー165mm仕様
- 18Vのバッテリー式
- バッテリーや箱は付属しない、本体のみ
この仕様で品番が「HS610DZ」という商品になります。
似た商品で、makitaの集塵機とスイッチのオンオフができる無線連動に対応しているモデルもあります。
ちなみに、こちらの品番は「HS611DZ」と数字に違いがあるので購入を検討するときはご注意ください。
無線連動対応だと4000円程無駄に高くなるので特にmakitaの集塵機とセットで使用する予定がない場合はHS610DZで問題ないです。
自分も無線連動は非対応のものを購入しました。
次に紹介しますが、集塵機はRYOBI製を買ったので。
02:RYOBI(リョービ) 集じん機 VC-1150
次も電動工具になります。
こちらは集塵機になります。
RYIBI製のものを購入しましたが、今ではKYOCERAにブランド名が変わっているので、
品番もVC-1150からAVC-1150に変わっています。
集塵機は電動工具と接続できる
集塵機と聞くと
「DIYの掃除用に買ったの?」
と思われそうですが、目的は全然違います。
確かに掃除もやりやすくはなりましたが、
集塵機を買った理由は電動工具との接続になるんです。
どういうことがというと、集塵機は丸ノコや電動サンダーなどと繋ぐことで、作業時の木屑や削った粉を吸い込んでくれるんです。
なので、丸ノコで切って舞い上がる木屑がなくなるし、電動サンダーで頑張って研磨している時の粉まみれみたいな苦労ともおさらばできるわけです。
そう考えると集塵機ってメッチャ優秀です。
自分の場合動画を撮りながらDIYをすることも多いので、カメラが汚れにくくなったというのも非常に助かっています。
集塵機と電動工具の接続には専用のアダプターの装着が必要
そして集塵機と電動工具を接続するには別でアダプターを準備する必要があります。
丸ノコの場合は専用の接続部材も準備します。
大体はこちらもSK11のアダプターがあれば接続できるのでとりあえず一緒に買っておくことをオススメします。
いろんな径にタイプできるゴム製のアダプタです。
集塵機と丸ノコを接続するとこのように装着した状態になります。
これで舞い上がっていた木屑ともおさらばです!!
今年買ってよかったオススメ工具・道具
ここからは電動工具以外でオススメの工具や道具を紹介します。
03:シンワ測定止型スコヤ
まずはスコヤです。
スコヤは直角に線を引くことに特化した便利道具。
その中でもこのスコヤは止型と言って45度でも精度良く線を引くことができるスコヤになっています。
スコヤはこのように材料に引っ掛けて使用します。
斜め45度をバッチリです。
直角に線を引くなら差金と思っている方も多いと思いますが、より精度良くそして線を引きやすいのがスコヤになります。
差金はわざわざ材料に引っ掛けるのに斜めにしなければいけなかったりするので慣れないと使いにくいです。
なので、ワンバイフォー材やツーバイフォー材ぐらいのサイズのDIYならスコヤを使用した方がしっかりと線を引くことができます。
04:ACBAGI 木工用 穴あけホールソー ボアビット 18本セット
次がボアビットのセットになります。
ボアビットとは木材に座堀つまり穴を開けることができる工具になります。
貫通させない止め穴が開けられるのも特徴です。
中はこんな感じでいろんなサイズのボアビットが入っています。
今まではこのようなスターエムやSK11のドリルを必要になるたびに購入していました。
ですが、急遽持っていないサイズの穴あけをしたいとか、必要になるたびに買うのが手間だったりということで思い切って一式の商品を購入したわけであります。
ただこの手の商品というのは中華製で安物なだけで全然切れない、掘れない、削れないと最低のレビューが散々な商品がたくさんあります。
なので今までは手を出さなかったんですが、とりあえず一式揃えてここぞというときはまたスターエム製を買おうと覚悟しこのセットを買ってみましたが、
ご覧の通りちゃんと削れています。
これは硬い木の合板を30mmぐらいの大きいサイズの穴を掘っているのですが、木屑を見てもちゃんと削れているのがわかると思います。
つまりちゃんと使えるボアビットのセットでした。
ただ、このボアビットはスターエムやSK11と違い六角軸になっていないのでインパクトドライバーには装着できません。
なので電動ドリルやボール盤という据え置き式の穴開け機などが必要となるのでご注意を!
05:作業用エプロン
皆さんは作業用エプロン使用してますか?
自分は今年から使い始めたんですが、
エプロン使った方がいいですよ!
何がいいって当然ですが服が汚れにくくなる。
というか、木工って汚れというより木屑じゃないですか!
料理などの汚れは言ってしまえば洗えば落ちますよね?
ですがDIY経験者ならわかると思いますが、木屑って汚れより落ちないんです!!!
あの細かい木屑が服の繊維に刺さってなかなか取れないんですよね。
なので今までは私服でDIYは絶対やらないで基本的に作業着などを着てやっていました。
ですが、作業用エプロンがあるとかなり木屑の付着を防ぐことができるので、ぜひ着用するといいですよ。
06:呉(KURE) 木工用強力接着剤 ゴリラ ウッドグルー
次はボンドです。
DIYのボンドと言えば木工用ボンドだと思いますが、写真左のボンドが、
「ゴリラウッドグルー」という木材用のボンドになります。
ゴリラウッドグルーは簡単にいうと木工用ボンドの上位品といったところ。
強度が高く、硬化も早く、硬化後は研磨や塗装をできる優れもの。
かつ硬化後の色がほぼ透明なのでボンドが目立ちにくいという優秀なボンドになります。
値段は木工用ボンドより高いですが、こだわってここぞ!
というときに使ってみてはいかがでしょうか?
07:J-Bウエルド オートウェルド 超強力接着剤
次も同じく接着剤になりますが、こちらは金属用の接着剤になります。
今まで接着剤などは正直それほど知識はありませんでした。
ですが、DIYに夢中になる中で金属の接着にはこの
「J-Bウエルドの超強力接着剤」
が強力ということを知り使ってみましたが確かに抜群の接着力でした。
溶接並みの接着力があるというのもどこかで聞きましたが、本当にそのぐらい強いです。
なので、金属と金属や金属と木材の接着の時には重宝しています。
ボルトやナットなどの金属類を扱うDIYをやるときはぜひ使ってみてください。
この記事の時に使いました。
08:アサヒペン 木部用プライマー
次にこちらがスプレー式の木部用プライマーです。
これはラッカースプレーを木材に使うときに使用しました。
ラッカースプレーのような薄く塗膜を作るタイプの塗装は木材だと塗料を吸ってなかなか上手く塗装をすることができないんですね。
でも、このプライマーを一度吹きかけるとラッカースプレーの塗料の吸い込みを抑えて綺麗に塗装をすることができます。
ミルクペイントなどのもともと塗膜が厚い塗装のときは使わなくていいと思います。
こういうラッカーで真っ黒くしたいとか木目を活かさない塗装の時に便利です。
以前の自作テーブルソー作りの時の塗装で大変活躍しました。
09:SK11作業用ヘッドホン
それでは最後に紹介する道具は、
作業用ヘッドホンになります。
これは自分の中では今更感があるんですが、今まで使用しておらず今年買ったので紹介します。
木工DIYは電動工具を使う機会が多いです。
それで電動工具って結構うるさいんですよね。
少し話しがずれますが、僕くは普段木工職人として木工所で働いているわけです。
実はそこの木工所で働いている先輩方は耳が悪い人がとても多いんです。
それは木工所はDIYより大型の機械を使用するので音もDIYで使用する電動工具に比べものにならないくらいうるさいんです。
そんな環境で何十年と働いていると当然ですが耳が悪くなってしまいます。
DIYはそこまでとは言いませんが、やはり電動工具の騒音は耳に悪いです。
なので、あらためて自分の体は大切にしたいので作業用のヘッドホンを購入したということになります。
ヘッドホン自体は1つそれほど値段はしないので、DIYをする際には是非とも着用してほしいなと思います。
今年買ってよかった工具、道具9選:まとめ
今回は今年買ってよかった工具、道具9選ということでいかにもYutuberなどがやる企画をやってみました。
この機会にあらためて1年を振り返ると色々買ったなと感じましたね・・・
ただ、来年は来年で色々工具を揃えたい気持ちもすでにあります!!
最近は木工DIYに関してやり方や作り方に関しての記事を多く書いているので、記事の内容に合わせて工具も揃えていきたいななんて思っております。
この記事の内容はYoutubeで見ることができるので、動画で見たい方はこちらからご視聴ください。