こんにちは、Naoto@naoppemanです。
本日は作業部屋に吸音材を貼っていこうと思います。
吸音材とはその名前の通り、音を吸収してくれる道具になります。
遮音材などと紛らわしくなりますが、遮音材は音を遮るために使用し、吸音材は音を吸収するということ。
今回は吸音材を使用して、作業部屋の中の反響音を減らすことが目的になります。
反響音とは手を叩いたり、トンカチで何かを叩いたりしたとき音が長いこと響くように残ってしまう音のことです。
この反響音が残るとひとつひとつの音が聞きにくかったり、動画撮影をしていると音質に影響がでます。
普段作業部屋ではYoutubeの撮影を兼ねてDIYをすることが多いので吸音材を使用することでクリアな音で収録をできればと思っています。
というわけで、今回は吸音材を使用しての作業部屋の反響音対策をやっていきます。
- 吸音材を使用して部屋の反響音を減らして嫌な響きを無くす
- Amazonで一番安い吸音材を使用
- なるべく費用の掛からない取り付け方法で吸音材を壁に貼る
※この記事の内容は吸音材を使用して反響音を減らすのが目的であり部屋の防音効果を上げる方法ではありません。
この記事の内容はYouTubeチャンネルで動画でも公開しているので、ぜひこちらも見てみてください。
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使用する吸音材や道具を紹介
それでは今回使用していく、吸音材や他の道具を紹介していくところから始めます。
吸音材は最初このように真空状態で届きます。
これで合計24枚入っています。
そして、吸音材を壁に貼っていくにはこちらのコーキングを使用していきます。
よく吸音材を取り付けるブログやYoutubeを見ると両面テープを使用している方が多いのです。
ですが両面テープだと壁紙を傷付けず、吸音材が落ちずに貼ることができる粘着力のものを探すのがなかなか難しいです。
また、両面テープって結構高いんです。
なので3本、4本と買い揃えるだけでかなりの出費になります。
ですが、コーキングなら数百円で買うことができます。
かつ、24枚貼るならこの1本で十分足ります。
後で詳しくやりますが、コーキングを使用すれば吸音材が落ちるといったこともありませんでした。
なのでコーキングは自分の中では一番費用を抑えた吸音材を貼る方法かなと思います。
コーキングを使用するときはこのような専用のガンを使って塗ります。
なので、コーキングだけでなくガンをお持ちでないなら買い忘れないようにしましょう。
コーキングを直接壁に塗ってもいいですが、後々剥がして現状復帰できるようにコーキングを塗る前に壁にマスキングテープを貼ることにしました。
つまり、今回のやり方は賃貸でもできる方法ということになります。
マスキングテープは外壁用など粘着力が高い物を買わないように気をつけましょう。
内装用などがオススメです。
大体商品が黄色で販売されていると思います。
下のどちらかがホームセンターで売られているので壁に貼るのにオススメです。
吸音材を開封して膨らませる
それではまず吸音材を開封して元の形に戻しておきます。
今回購入した吸音材は30㎝角で厚さが25㎜の商品です。
25㎜だと吸音材の中では薄い方です。
本格的な防音室や音響室などでは50㎜など、より厚い吸音材が使われています。
今回はDIY用の趣味の作業部屋のでコスパ優先で薄い25㎜でもいいかと判断しました。
ちなみに、吸音材の厚みで大き変わるのは低音の吸音率です。
厚みが増すほど低音もしっかりと吸音してくれて、薄いと中高音のしか吸音できないらしいです。
最初の開封したばかりだとこのようにペラペラです。
そして、気づきましたがこの吸音材なんか臭います。
臭いわけではないけど臭いがします。
特にいい匂いでもありません。
後日談ですが、少しずつ臭いは無くなっていくので最初だけ我慢すれば特に気にする必要はないかと思います。
すでに結構膨らんできましたが、元の形に戻るまでには24時間置いた方がいいらしいです。
なので一旦この状態で他の部屋に置いておきます。
吸音材設置前の反響音チェック
それでは吸音材を設置する前の反響音を確認しておきます。
といっても、画像と文字だけでは音はお伝えできないので下の動画を見ていただければと思います。
今回反響音の比較には4つの方法で検証したいと思います。
- 丸ノコ
- インパクトドライバー
- ゴムハンマー
- 手を叩く
この4パターンで効果が出るのかを確認します。
結論から言うと効果がハッキリと出ます!
なので最後まで見ていってください。
吸音材を設置する場所
では吸音材を貼る位置を紹介します。
普段撮影している側とは反対側の一面に吸音材を貼っていきます。
なので、扉や左の壁一面に吸音材を貼っていきます。
また、後で詳しく説明しますが最終的に追加でもう1セット購入して合計48枚を貼ることになります。
扉の上の空いたスペースも吸音材を貼ります。
扉の上と扉自体も横に2枚吸音材が貼れます。
ここの横幅はちょうど吸音材が4枚貼れそうな幅となっていました。
マスキングテープを使用して吸音材の位置出し
それでは、マスキングテープを使用して、吸音材を貼る位置出しをしていきます。
まずは中心の位置を出すことで中心に合わせて吸音材を貼れるようにします。
そこから吸音材を直接当てて、横幅を確認します。
マスキングテープを貼るときは吸音材より2、3㎝内側に貼ります。
なぜならギリギリに貼ると吸音材を貼った時にマスキングテープが見えてカッコ悪くなってしまうからです。
扉には縦に6枚貼れるので、横は2枚なので12枚貼っていきます。
マスキングテープでコーキングを塗るところを養生
横幅の位置を出したので、合わせてマスキングテープで外周を貼っていきます。
そうすれば、後はひたすら内側を貼っていくだけでになります。
コーキングが扉は壁紙に付かないように隙間が出ないように貼っていきます。
最初に出した中心線はわかりやすくするために補助線を書いておきました。
こうすればズレが少なく綺麗に貼ることができます。
そうしたら左側の面もマスキングテープを貼っていくので、荷物を一度どかします。
後は同じ。
吸音材をコーキングを使用して貼る
結局24時間は待てずに半日置いて貼ってしまうことにしました。
半日でもほぼほぼ貼る分には問題ない状態までになっていました。
25㎜の吸音材を側面から見るとこんな感じ、
今更ですがやっぱり少し薄いかなと思っています。
Amazonで一番安い商品なだけあって質はイマイチです。
穴が開いていたり角が潰れていたります。
それではコーキングを使用して吸音材が剥がれないのか一応実験してみます。
とりあえず1枚分だけコーキングを塗ってみます。
吸音材を貼ってみたら両面テープなどは一切使用せず、コーキングだけで全く問題なく貼り付けることができました。
そうとわかればどんどん貼っていきます。
扉の上をこのように2枚貼っておきます。
とりあえず、最初は枚数の関係でここまでになります。
1セット24枚の吸音材を貼り付け完了
これが1セットの24枚を貼り終わった状態です。
左側が中途半端なのである程度の効果を出すにはもっと貼ったほうがいいと思い追加でもう1セット購入しました。
追加購入で更に24枚を貼っていく
それでは、更に24枚を貼っていきます。
まずはこの開いたスペースを埋めるように貼っていきます。
下一段を貼っても材料置きの台と干渉しないので追加で一段分貼ります。
ここの面の吸音材は完成になるので道具を戻しておきます。
作業スペースの左右の上部に吸音材を貼る
追加で準備した24枚の吸音材は先程の面に10枚張ったので残り14枚となります。
後はどこをに貼ろうか考えた結果。
普段作業をするスペースの両脇の壁の上部に貼ることにしました。
ここなら普段目立つことはありません。
また、この作業部屋は横幅が狭いので横に対しての反響を防ぐためにもここなら効果がありそうです。
先程の同じく吸音材に合わせてまずはマスキングテープを貼っていきます。
14枚余っているので、左右に7枚ずつ貼ります。
これで全部で48枚の吸音材の設置が完了となります。
全48枚の吸音材の貼り付けが完了
48枚全てを貼り終えました。
こちらが普段作業をしているスペースの反対側になる面でほぼ一面吸音材を貼りました。
もちろん扉の開閉は問題なくできます。
安い吸音材だけに形のヨレが目立つのでこのように隙間が開いているように見えてしまいます。
後は大きさも多少ばらつきがありました。
作業スペース上部もこのように両側7枚ずつ貼ることができました。
普段撮影しているときは映らない範囲で貼りました。
吸音材設置後、設置前で反響音を比較
というわけで、吸音材の設置が終わったので吸音材設置前と設置後での比較になります。
こちらも動画にて確認してみてください。
音の出し方に多少違いがあり、比較しにくく申し訳ありません。
ただ、ハッキリと設置前に比べると設置後は反響が減り音質がクリアになったと思っていますが、どうでしょうか?
安い吸音材でもそれなりの効果が実感できるということが分かりました。
吸音材の効果を音声の波形で比較してみる
それでは実際に波形をみて本当に効果があるのかを確認してみます。
上が吸音材設置後で下が設置前です。
上の波形の方が早く波形が収まっています。
下の設置前の方が波形が長くなっています。
もう1つ波形を見てみましょう。
こちらも設置前の方が波形が長くなっているのがわかります。
これは発生した音が反響しているため、音が響いているということですね。
なので、吸音材を設置した波形の方が設置前に比べて音が止むのが早くなっています。
これで、実際に耳で聞いての効果と波形でも効果を実感することができたと思います。
吸音材を設置して反響音を減らす:まとめ
今回は普段DIYをしている作業部屋に吸音材を設置して反響音の対策を行いました。
この作業部屋は横幅が狭く何となく音が響くなと前から思っていたので、対策ができてよかったです。
本来なら音の発生する手元と同じ高さの位置に設置するとより効果があるんですが、それだと撮影に影響が出てしまうので今回のような位置になりました。
今回のやり方は一番安い吸音材でなるべく費用を掛けない方法での取り付けだったので、コストを抑えて吸音材を貼りたいと思っていた方は参考にしてみてください。
また、マスキングテープを貼ることで後々マスキングテープ後と剥がせば現状復帰が可能なので賃貸でも使える方法でした。
より高い効果を求めるならもっと質の良い吸音材を枚数を増やして設置するといいと思います。
この記事の内容はYouTubeチャンネルで動画でも公開しているので、ぜひこちらも見てみてください。
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