今回はスマートベンチの作成について紹介していこうと思います。
スマートベンチとは私が勝手につけた名前ですが、
ちょっと座ることができて、座面が大きすぎないので、場所を取らず置けるという特徴がありまします。
また、スマートベンチは形状から花台などにも使用できて、物を置くスぺースとしても活用できるので非常に多様性があるベンチとなっています。
前回の作成したサイドテーブルの記事はこちらです。
使用する木材
使用する材料は前回のサイドテーブルと同じ赤松の集成材を使用します。
赤松は木材の中でも軽くて柔らかく、小さなお子様がいる家庭でも安心して使用できる木材です。
木目に癖も少ないので、ナチュラルな雰囲気にいいと思います。
また、年月が経つにつれて赤みを帯びてくるので、色の変化を楽しむ木の良さを楽しむことも可能です。
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サイドテーブルのサイズ
作成するサイドテーブルは、
高さ20cm×長さ60cm×奥行20cm
奥行20cmとうのは通常のベンチより幅が狭くできています。
これは用途を考えてスマートなサイズにしました。
奥行が20cmだと棚としての使用にもできたり、踏み台にもなります。
また、赤松材は軽いので手軽に移動ができて、女性や子供でも持ちやすくできています。
材料の切り出し
赤松材をカットして部材ごとに切り分けていきます。
今回は、天板、脚材、力板の3種類になります。
力板とは、天板に乗った時の力に耐えるための補強が一番の役目となっています。
これを入れることによって人が乗っても、しっかりとした強度を出すことができて、
たわむことはありません。
こちらが切り出した今回ベンチ作成に使用する材料になります。
側面を鉋掛け
次に材料の側面を前回同様に鉋掛けしていきます。
鉋を掛けることによって、カットした時の刃物跡や、細かい凹みなどを削り落とすことができるので行っています。
今回も薄くいい感じに鉋を掛けることができました。
力板と側板のホゾ加工
今回はこの工程が一番のポイントかなと思います。
力板と側板を固定しなければいけないのですが、ビスや、ダボを見せたくなかったので、
今回はダボホゾでの加工で固定をしました。
墨付けと穴加工
このように、力板と、側板両方に墨をして穴を開けます。
この穴がずれてしまうと、うまくはまらなかったり、歪みにつながるので、
正確な穴加工が必要になります。
力板と、側板の組み立て
穴加工が終わったら、木ダボを差し込んで力板と、側板を合わせていきます。
ちなみに。これらを組み合わせると後から機械で角の面を取ることができないので、
組み立てる前に面を事前に取っておきます。
組み立てたらがっちりクランプで固定
組み立てたら、最後にクランプでがっちり固定しておきます。
これにより、隙間などが発生しなくしっかりとくっ付いてくれます。
この時に床が平らなところに置いて、ベンチ自体にぐらつきがないかを確認しておきます。
ボンドが乾く前なら、歪み名を調整することは可能だからです。
天板を組み立てて仕上げ
最後に天板を組み立てて、サンダー掛け、面取りを行えば完成になります。
上の写真は組み立て直後で無塗装ですが、下の写真はクリア塗装をした後です。
ほんのり赤味がでていい雰囲気を出してくれています。
もちろん最終的にはすべて手工具で丁寧に仕上げています。
完成したスマートベンチ
こちらが完成したスマートベンチになります。
多用途に使用できるため、いろいろなパターンで使用可能です。
使用している工具
トリマー
電動サンダー
インパクトドライバー
ボンド
鉋