DIYや木工の為にトリマーの購入を検討していると、何種類もあって迷ってしまいます。
そんな方のために前回はRYOBIの全5種類のトリマーに関して性能などの比較検証を行いました。
こちらの記事を見ていただければRYOBIのトリマーの中で、どれが軽量なのか、値段はどれが安いのか、細かいオプション機能がどの機種に付いているのかなど一目で分かるようになっています。
そして今回ですが、そのRYOBIのトリマー全5種類の中から私がオススメする商品をご紹介します。
紹介するにあたって“初心者が購入するには”と、“総合的にオススメNO.1”の2商品をご紹介させてもらいます。
他にも電動工具を紹介しているので、ご興味があれば一緒に見てみてください。
初心者におススメは“MTR-42”
前回RYOBIのトリマー全5種類を紹介しましたが、今回は比較検証した内容を踏まえて私の考えるオススメのトリマーを紹介します。
まず、初心者にオススメするトリマーです。
初心者におススメするトリマーはMTR-42
初心者に“MTR-42”をおススメ理由① 本体重量1.1Kgは最軽量
トリマーの中でもMTR-42は圧倒的に軽量です。
1.1Kgは他のメーカーでもそうありません。
トリマーは片手で高回転のビットを操作する工具なので長時間使用していると手が疲れます。
なので、女性の方など握力が弱い方は軽量のMTR-42はおススメといえます。
初心者に“MTR-42”をおススメ理由② コスパが良い
初めて購入するなら、人によっては「試しに買ってみよう」という気持ちで購入する方も多いのではないでしょうか?
MTR-42はお試しで購入するにしても、性能が良くかつコスパがいいのでおススメできます。
最初の表に載っている金額を見るとTRE-40やTR-51の方が価格が安いですが、私としてはこの2つはあまりおススメできないと思っています。
詳しくは後で説明します。
初心者に“MTR-42”をおススメ理由③ ワンタッチクランプ式、スピンドルロックの機能がある
MTR-42にはワンタッチクランプ式、スピンドルロックがあるので、初心者で最初慣れないと手間のかかるビットの交換が楽にできます。
また、MTR-42は以前説明した通り、ビットの出の調整を無段階で調整できるので初心者でも微調整がしやすいのがおススメの理由となります。
あえて残念なのが、電子機能とソフトスタート、LEDライトがない
初心者モデルで、私も初心者におススメするならMTR-42なんですが、少し残念なのが、初心者には欲しい機能がいくつか付いていないんです。
それが電子機能とソフトスタート、LEDライトです。
電子機能があれば作業が安定感が出ます。
ソフトスタートは起動時の安全の為にも欲しい機能。
LEDライトは手元の確認のためにあった方が絶対に良い機能ですが、MTR-42には残念ながら付いておりません。
コスパがいいのはこれらの機能付いていないからといえます。
もし、初心者でもこの3つの機能が欲しいという場合は少し値段が上がってしまいますが、TRE-60V
RYOBIのトリマーで総合力NO.1は“TRE-60V”
今回RYOBIのトリマー全5種類を比較検証した結果、
総合的に私が見てNO.1のトリマーは“TRE-60V
それは、なぜだかいくつか理由をご説明します。
ここでいう総合力NO.1は、性能、オプション、重さ、使いやすさなど全体的に見て、かつ最終的に木工職人である私の評価を加味して決めております。
TRE-60Vは電子トリマーで作業に安定性
フィードバック回路とは簡単にいうと「ビットが刃に当たって負荷が掛かっても回転数が落ちないように制御する機能」です。
これにより、回転数が落ちる心配が減り安定した作業ができるようになります。
やはり電子トリマーでフィードバック回路があった方が安定した作業ができるので、長く使用していきたい場合にはぜひとも欲しい機能です。
TRE-60Vは軽量
TRE-60V
MTR-42は1.1Kgなので、TRE-60Vは1.2Kgです。
これでも、他のメーカーに比べたら全然軽い方なので長時間の作業にも優れています。
例えば、
マキタの充電式RT50DZはバッテリー込みで1.9Kg
ボッシュのPMR500は1.5Kg
HiKOKIのM6SBは1.4Kg
3社比べてみてもRYOBIのトリマーが軽量なのが分かります。
TRE-60Vは他のメーカーと比べてもパワーがある
RYOBIのトリマーの中で一番TRE-60Vが力があります。
力があるかは電流と電力の高さから分かります。
力がある方が、材料を削っていても回転数が落ちにくく安定した作業ができます。
TRE-60Vは電力でいうと550Wです。
私が実際に使用しているマキタの3707FCは500Wです。
HiKOKIのM6SBは440Wです。
これだけでもRYOBIのTRE-60Vがどれほど力があるかが分かると思います。
TRE-60Vはオプション機能が多くて使いやすい
何といってもTRE-60VはRYOBIのトリマーのオプション機能をほぼ全て搭載されている点が素晴らしいです。
中でも、「アルミダイカスト製ベース、速度調節機能、LEDライト」はTRE-60Vだけにしかない機能です。
初心者にはコスパ等の関係でMTR-42をおススメしましたが、値段を気にしないのであれば初心者でもTRE-60Vを強くおススメします。
TRE-60Vのレビューを調査してみた
ここで私がおススメしているTRE-60Vの実際に使用している人のレビューを調査してみたので、2つほど紹介します。
正直それ以外は似たり寄ったりのレビューが多く特に参考になるのはこの2つかなと思っています。
TRE-60Vは回転軸が安定している
最初に驚いたのは回転が安定していること、こちらのは起動時だけ左右に振る感じはありますが回転が安定するとピッタリ止まっています。多分回転の中心が出ているのだと思います。
といことで、作りがいいので回転軸が安定しているという高評価です。
軸に歪みやブレがあると仕上がりの精度だけでなく、作業をする安定性にも左右されます。
作りがいいというのはこのようなところで変わってくるといったところでしょう。
TRE-60Vは作業時の音が静かで安定している
回転数の調整ダイヤルがあり、最高回転の6でもとても静かです。普段は4から5で使用しているので更に静かです。
本体に回転式のビット出し具合の調整機能があり、更にそこからあと何ミリ出すといった調整が測らなくても簡単にできる点が優れていると思います。本当に使いやすいです。下位モデルのMTR-42でも良いかもしれませんが、予算に余裕があるならこちらをおすすめしたいです。
こちらは速度調節機能に関して主に書いてあります。
TRE-60Vは回転数が調整できるので、なるべく回転を低くすれば騒音も小さくなるとうことですね。
お家でDIYをやるときなどどうしても騒音は気を使います。
このトリマーも、削るときにかなり大きな音をたてます。
なので、無駄に回転数を上げないで作業音を低くしながら作業ができるのは、DIYをする方にはとても良いのではないでしょうか。
TRE-55、TRE-40、TR-51の3種類はどうなの?
私が今回おススメするトリマーに選ばれなかったTRE-55、TRE-40、TR-51の3種類は何がダメだったのか少しだけご説明します。
まず、TRE-55、TRE-40の2種類ですが、この2種類は他のトリマーになり細身ボディとなっています。
しかし、この2種類を選ぶなら、私ならマキタのトリマーを選ぶなと正直思ってしまいました。
マキタの3707FC
パワーも500Wで十分あります。
これで、アマゾン価格で18,900円なので、私なら正直こちらを購入します。
そしてTR-51は値段こそ10,000円を切っていますが、使いやすさのオプション機能がないのと性能自体を他のトリマーに比べたら落ちてしまうので、今回はおススメするトリマーには選ばれませんでした。
コスパだけなら全5種類の中ではNO.1なんですがね…
RYOBIのトリマー全5種類の比較検証のまとめ
今回は前回比較検証したRYOBIのトリマーの全5種類の中からおススメの商品を初心者向けと、総合力の2点からご紹介させていただきました。
私は最初RYOBIのイメージはホームセンターとかで売っているDIY向けの安い商品だけ作っているメーカーだと思ったら意外としっかり高性能な商品も出しているんですね。
ぜひ、この記事を参考にしてトリマー購入を検討してもらえればと思います。
実際に私の使用しているマキタの3707FCに関してのレビューはこちら
ボッシュのランダムサンダーのレビューはこちら