こんにちは、元現場監督のなおっぺ@naoppemanです。
Web内覧会の記事ということで我が家の新居の紹介をしています。
そして今回はリビングの紹介です。
ちなみに前回は玄関を紹介しました。
我が家の玄関は3帖ほどの狭い空間で、北向きというデメリットだらけの玄関ですが、ペンダントライトを2つ取り付けて明るい玄関にしたり玄関を狭くした理由などを紹介しています。
よろしければ、下から前回の記事も一緒に見てみてください。
我が家の新居のテーマはズバリ、
「木の素材を活かした家づくり」
新居のテーマとこだわりに関しては下の記事でまとめてあるのでこちらもぜひ参考にしてみてください。
そして今回の記事はリビングということで、リビングは住宅の中心になる部屋です。
家族がゆっくり過ごす空間であり、知人などが来た時には招き入れる部屋でもあります。
なので、住宅の顔ともいえるリビングを今回は紹介していきます。
我が家のリビングを紹介するにあたってのポイントはこちら
- テレビとテレビボードを壁掛けにして配線や脚がなくスッキリした計画にする。
- 日当たり抜群の3連の大開口の窓
- 化粧梁やオーク材の固定棚と無垢フローリングで木の雰囲気を出す
- 小上がりのタタミコーナーを2帖だけ作った
Web内覧会の記事は一覧で下から見ることができますので、
気になる記事を見てみてください。
リビングの間取りを図面で紹介
まずは我が家のリビングを中心とした間取りを平面図で紹介します。
リビングといってもリビングとダイニング、キッチン、タタミコーナーが繋がった大きな空間となっています。
図面の上が北になるので、我が家のリビングは南面という日が当たりやすい利用の位置にあるというのが分かります。
帰宅したら必ずリビングを通る間取りにしました
前回紹介した、玄関が図面の右上の位置になります。
そこから引き戸を開けてリビングに繋がっていきます。
なので我が家の間取りは必ず帰宅したらリビングを通るようになっています。
というのも、階段までリビングを通らず玄関とホールそして階段が一緒になっている間取りがあります。
しかし、玄関から階段が直で行けるようになると子供が帰ってきてもリビングに顔を出さないとか、家族の交流が減ってしまう間取りになってしまいます。
なので、我が家は帰宅して玄関に入ったら必ず家族の交流の空間でもあるリビングを通る設計にしました。
階段はリビングを抜けてホールに設置
階段はリビングを通った先にあるホールにあります。
これに関しては少し悩みました。
というのも、玄関とリビングを直で通る間取りにしたかったので、階段はリビングに設置して、リビング階段にしたいと考えていました。
上の写真のようなアイアンの手摺のオシャレな感じにして、リビング階段を通してリビングを吹き抜けにするなんていう間取りも考えましたが、それは結果的にはあきらめて今のような奥のホールに階段を設置しました。
理由はいくつかありますが、まずリビング階段にすると階段から2階への空気の通り道ができて空調費が掛かってしまうこと。
しかし、リビング全体を階段と一緒に吹き抜けにして、天井にシーリングファンと床に床暖房を設置するという考えもありました。
しかしリビングには無垢フローリングを絶対に使用するという私の強いこだわりがあり、無垢フローリングと床暖房との相性はあまり良くないので、「リビング階段+吹き抜け+床暖房」より「無垢フローリング」を優先したということになります。
また、我が家は旗竿地(別名敷地延長地)という奥まった位置にある変わった土地に建っています。
この旗竿地に住宅を建てる位置には、周りに道路がなく近隣の住宅に囲まれているので、日当たりや風通しが悪くなる可能性のある土地なんです。
そのため、本来なら吹き抜けにしておいて、高い位置から日当たりを確保するという手法もあったんですが、我が家の場合は向かいの近隣のお家が運よく平屋の新築だったので問題なく吹き抜けにしないでも日が入るということもありました。
リビングの全景
それではまず、リビングの全体を把握してもらうために全景写真で紹介ます。
こちらの写真はダイニング側からテレビ側を撮った写真です。
正面にテレビがあり上部には化粧梁が2本あります。
テレビの左には袖壁というちょっとした壁を作り見せる収納で固定棚を4枚設置しました。
リビングの照明は基本的にリビングの中心に集めて6つのダウンライトになります。
ただしそれ以外にもテレビ上に3つダウンライトがあるぐらいです。
こちらはタタミコーナー側を見た写真です。
タタミコーナーは畳2枚分のちょっとしたスペースとして設計しました。
また、タタミコーナーは15cm程高くして小上がりの空間としたので、ちょっと腰掛たり荷物を置いたりと結構便利な空間となっています。
テレビを置く場所のこだわり
それではここからリビングの各ポイントごとのこだわりなどを紹介していきます。
まず、テレビを置く位置ですが、こちらは結構こだわって考えました。
というのも、テレビを置く位置は我が家の場合凄く目立ちやすい位置にあるというのと、このスペースしだいでリビングの空間がガラッと変わると思ったからです。
なので、我が家としてのテレビを置く位置のこだわりは、
- テレビを壁掛けにして配線を壁内隠蔽として線を見せないようにした。
- テレビボードを手作りして、部屋の大きさやコンセントのサイズに合わせて自分でオーダーメイドして作った。
- テレビボードも壁掛けにして脚がないデザインでスッキリ見せた。
- テレビ上にダウンライトを設置して明るくして見せる空間とした。
テレビ周りに関して詳しくは、設置した時に書いた記事があるのでご興味があればご興味があればこちらで確認してみてください。
手作りのテレビボード
まずテレビボードですが、こちらは私の手作りとなります。
というのも、私は現在木工の職人として働いているのでこのような家具なら作ることが出るのです。
テレビボードといってテレビは壁掛けなのでテレビは置きませんが、スピーカーやレコーダーなどを置くように設置しました。
また、このテレビボードは壁掛けなので脚を付ける必要がなくテレビボードの下がスッキリしており、掃除も邪魔なものがなくしやすいので埃が溜まることがありません。
そして、このテレビボードは床材と同じウォールナットという木材の突板を使用して作ったので部屋の雰囲気と合うようにしました。
上の斜視の右側に映っているのがウォールナットの無垢フローリングになります。
そして、テレビの配線は壁を通して、テレビボードの真ん中のコンセント繋がっています。
自分で制作したので、このコンセントがピッタリハマるように開口を開けました。
なので、無駄にコンセントが邪魔をしたら目立つようなことがなるべく無いようにすることができました。
テレビを壁掛けで配線を隠す
壁掛けテレビは裏で金具を使用して壁に固定をしています。
そして、ちょうどテレビの後ろにコンセントとテレビボードまで配線を通す管を設置してあるので、このコンセントを使用することで配線を裏で通して隠蔽しています。
ただし、コンセントまでの線はこのようにごじゃごじゃになってしまっています。
ただ、このごじゃごじゃの線は見えることはありません。
なぜなら、正面から左は袖壁があり、右は窓と壁があるだけです。
なので故意に除き込まないと見えないようになっています。
配線が見えないようにするというのもちょっとしたこだわりとなっています。
テレビ上部のダウンライト
リビングの照明はリビングの中心にダウンライトが6つあるのがメイン照明なので、テレビ周りが薄暗くなってしまいそうというのと、化粧梁のせいでできたテレビ上の下がり壁による変な影ができるのではという心配がありました。
なので、テレビ上にはテレビ周りが明るくなるようにダウンライトを3つ設置しました。
これにより、より見せる空間としてのテレビ周りが完成したというわけです。
また、後々は壁にタイルなどを張りたいなと考えていますが、当分は先の話になりそうです。
テレビ脇の4段の固定棚
テレビの左には見せる収納として、固定棚を4段設置しました。
これはいまだにですが、何を置くか決まっておりません……
なので、とりあえず観葉植物の水やり用の霧吹きやジョウロが置いてあります。
これを設置したのは収納力の確保とテレビを設置する面に余った空間があったからです。
壁一面をテレビだけの為にするのは広すぎるので、玄関に通じるドアの近くに棚があれば何かと便利かなとそんな軽い感じで設置しました。
ただし、折れ戸などの扉は付けたくなかったのです。
なぜなら、ダサいから。
このように木製の棚で見せる収納としていい雰囲気を出したかったのです。
固定棚はオーク材の無垢板
そして、この固定棚はホワイトオークという家具などに良く使用されている木材になります。
そのホワイトオーク材にウォールナット色の塗料を塗ってあります。
私として、このきれいな木目が非常に好みで気に入っています。
オーク材の無垢の棚を会社で制作した時のことをまとめた記事
┗新居のカウンター材を作成する 木取り編
┗新居のカウンター材を作成する 加工編
┗新居のカウンター材を作成する 塗装編 ~リボスの塗り方公開~
リビングテーブルとラグとソファー
次にリビングの家具を紹介します。
紹介するのはリビングテーブルとラグとソファです。
ニトリのリビングテーブル(こたつ)
こちらが我が家のリビングテーブル、というかこたつです。
リビングテーブルは今季我慢できずついにこたつを買ってしまいました。
以前は上の写真のような自分で制作したウォールナットのリビングテーブルを使っていたのですが、寒さに勝てず、そしてこたつのぬくぬくがどうして欲しくて思い切ってこたつを買ってしまいました。
下の記事はウォールナットのリビングテーブルを制作した時の記事になります。
┗ウォールナットを使用したリビングテーブルを作成しました
ラグはネットショップで購入
こたつと同時期に合わせてラグも購入しました。
ただし、ラグに関してはネットでの購入になります。
我が家の購入したのが下のリンクで売っているラグになります。
このラグはラビットファーというモフモフで肌触りが良くとても触り心地がめちゃめちゃ良いオススメのラグです。
更には床との間にアルミの保温シート付きなので、床からくる冷たさなども防いでくれます。
サイズは185cm×235cmと割と大き目を選びました。
それでも値段は1万円を切る価格でコスパも最強なラグになっています。
詳しくは下のリンクで詳細を見てみてください。
ソファは以前の賃貸からの継続使用のもの
ソファは去年賃貸に住んでいた時に購入した、L型のソファになります。
とはいっても今はこたつを置いているため、オットマンはダイニングの方に持って行ってしまっています。
このソファの写真を見ると白い布が掛かっています。
これはなぜだかというと、座る位置が破れてしまっているからです。
ソファで寝転んだり扱いが雑だったのですが、1年後あっという間に生地が破けてしまいました。
おそらく商品がしょぼいというより、我が家の扱いがひどかったからだと思います。
それでも、このソファは3人掛けのL型なのに3万円を切るお手頃ソファなので、とりあえずソファを揃えたいという方にはオススメのソファになります。
リビング天井に設置した化粧梁
リビングには木の雰囲気を出すために写真のような化粧梁を2本設置しています。
この化粧梁はオプションでした。
化粧梁を設置するために、天井の高さを上げているため、リビングの空間だけ255㎝の天井高さになっています。
ちなみにそれ以外は240cmの天井高さなので、15cmリビングだけ高くなっています。
それと、この化粧梁は塗装をしていますが、塗装は私自身が工事中に塗りました。
化粧梁の塗装をしているときと塗装の仕方に関して詳しくは下の記事で解説していますので、一緒に見てみてください。
大開口の三連窓によって日当たり抜群のリビング
ここからはカーテンを開けて日中の感じを出したリビングを紹介します。
まず、日当たりですが、写真のようにいい感じに入ってきています。
ちなみにこの写真を撮った時は1月の頭ですが、冬至に近い時期でもこれほど日が入ってきています。
日が入って明るいリビングなのにはちゃんと理由があります。
それが南面に大きな窓を持ってきたからです。
リビングには3枚並んだ大きな窓があります。
これがどうしても我が家には付けたかったのです。
もちろん窓の外は庭になります。
なので大きな窓で日が入るだけでなく庭を眺めることもできます。
下の記事から我が家の外構、エクステリアを見ることができます。
大開口の3連窓は寒い?
住宅の断熱性で大きく影響があるのが窓です。
窓が一番熱を逃がしやすく通しやすいのです。
なので、単純に窓がない方が断熱性が良いお家になります。
しかし、我が家の場合、明るいリビングにしたかったので大開口の3連の窓にしました。
なので普通に考えると窓が大きいので熱が逃げやすく断熱性の低いリビングと思われます。
しかし、そこはもちろん対策済みになります。
窓による断熱性低下の対策、それはカーテンにあります。
もともと我が家は当初カーテンでなくブラインドを計画していました。
なぜならカッコいいから……
しかし、ブラインドは窓の冷気を防ぐ性能が無いに等しく、それに対してカーテンは厚手や裏地ありなどしっかりした作りであるほど外からの熱を通しにくく、また室内の熱も逃がしにくくなります。
つまり、窓が断熱性を下げる原因なので、窓を厚手のカーテンで覆うようにするということです。
とは、言っても窓にカーテンを付けるというのは一般的な考えですが、厚手の商品を選ぶというのがポイントとなります。
また、窓のガラスをダブルからトリプルにするなどの方法もありますが、正直金額的にこれに関しては諦めました……
小上がりのタタミコーナー
こちらはリビングと一緒の空間にあるタタミコーナーになります。
和室でなくタタミコーナーと呼ぶのは和室と呼ぶほどの大きさがないからです。
このタタミコーナーの広さは何と一般的な畳2枚分です。
つまり、2帖ということになります。
そしてこのタタミコーナーは床の高さを15cm上げて小上がりとしております。
この理由は床の高さを上げることによって、このタタミコーナーがちょっとした座るスペースや物をちょっと置くスペースなどの便利なタタミコーナーになるからです。
また、リビングとの間に間仕切る壁や扉がない代わりに床の高さを変えることでタタミコーナーとリビングの間にメリハリを付けることができます。
畳は縁無し畳(琉球畳)を使用
そして、我が家の畳は縁無し畳(琉球畳)というヘリがない畳にしています。
そして1枚の大きさも半畳で正方形の大きさとなっています。
なぜ縁無し畳にしたかというと、リビングとタタミコーナーを扉などで遮らずにつながった空間なのでフチありの一般的な畳にすると和の感じが強くなりすぎてリビングと雰囲気が合わなくなってしまうからです。
しかし、我が家は畳が欲しかった。
なので、リビングともデザインがマッチするフチ無しの畳を選んだというわけです。
そしてこの畳は建材メーカーなどが出している規格の商品でなく、しっかりと畳屋さんで作った、い草の畳になります。
これには、私の古い考えが理由で畳はちゃんとしたい草の本物の畳を使用したかったからです。
今では薄畳といって建材メーカーで和紙などを材料に作る既製品の畳がありますが、そんなのより、本物の畳を敷きたかったということになります。
小上がりの踏み板もオーク材
このタタミコーナーの小上がり部分に使用している木材も、リビングの固定棚と同じく、オーク材を使用しています。
オークはこのはっきりとした木目などがとても好きです。
ただオークは硬いので将来子供ができたら角を気を付けなければいけないなと思っています。
Web内覧会リビング編:まとめ
今回は住宅の一番の見せどころでもあるリビングを紹介しました。
主役となる部屋のなのでこだわりがだくさん詰まっている部屋になります。
その中でも、やはり最後まで統一していたのが、新居のテーマでもある、
「木の素材を活かした家づくり」
このテーマをしっかりと軸にして家づくりをすることによってまとまりのある新居ができるのではないでしょうか。
我が家の場合、木を活かすために固定棚、タタミコーナーの小上がりをオーク材の無垢材を使用、テレビボードも無垢フローリングと合わせてウォールナット材を使用、化粧梁で木の感じを出すなど、木を前面に出した家づくりとなりました。
また、次回はリビングとつながっているダイニングをご紹介する予定なので楽しみにしていただけたらと思います。