「ビスを打つのに手締めはもう嫌だ」
「でも電動ドリルやインパクトドライバーなどの電動工具は高い……」
そんなDIY好きな方に今回は安価でオススメの電動ドリルを紹介します。
今回紹介する電動ドリルはTOPELEKというメーカーの商品で、主にアマゾンやYahoo!ショッピングで購入することができます。
価格は有名メーカーの商品と比べて半額ほどの値段で購入できます。
更に、この電動ドリルは安い割に最初からビットが付属しているので初心者に優しく、性能面では20Vでパワフル、LEDライト搭載、スピード調整可能など欲しい機能が全て搭載されています。
しかもしかも、1年間の保証まで付いています。
というわけで、今回はDIYなどで最初に購入するのに特にオススメできる電動ドリルを紹介していきます。
他にも電動工具を紹介しているので、ご興味があれば一緒に見てみてください。
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TOPELEKの電動ドリルのオススメポイント
まずは、商品を紹介していく前にこのTOPELEKの電動ドリル
ズバリ、このTOPELEKの電動ドリル
- 価格が安価で高電圧のバッテリー搭載かつ、ワイヤレスでの作業が可能
- パワフルなのに似合わない軽量
- 先端が明るく見やすいLEDライト搭載
- ドライバーとドリル用のビットが最初から付いてくる
ではこの4つを解説します。
価格が安価で高電圧のバッテリー搭載の為コードレスでの作業が可能
私がこのTOPELEKの電動ドリル
価格が比較的安いのに性能がいいということです。
どういうことかというと、まず値段がアマゾンで5200円で購入できます。
これがどれほど安いかというと、有名電動工具メーカーのマキタやハイコーキ(日立工機)で電動ドリルを購入しようとすると、10000円以上もしくは15000円以上の値段がします。
だからこそ5200円で購入できる電動ドリルは安いということです。
そして、性能面では「安いからドリルの力もなく期待できないのでは?」
という意見を跳ねのける性能を持っています。
まず、一番はバッテリーが20Vもあるということです。
20Vはかなり力があります。
一般的には14.4Vもしくは18Vあれば工事現場や家具作りでもほぼ問題なく使用することが可能な力です。
そんな中この電動ドリルは20Vです。
十分すぎる力があるということが分かります。
また、バッテリー式なのでもちろんコードレスです。
なので、外での作業や細かい作業などで線を気にせず作業がすることができます。
力がありコードレスで格安
これがこの電動ドリルの一番の魅力ということです。
パワフルなのに似合わない軽量
だいたいの力があるバッテリーはサイズが大きくなりがちでかつ重いです。
だからバッテリー式の電動工具は工具よりバッテリーが重くなりがちなのです。
なのにこのTOPELEKの電動ドリルはバッテリーが薄く軽量なので、非常に持ちやすく使いやすい特徴があります。
先端が明るく見やすいLEDライト搭載
この電動ドリルにはビットの先端を照らしてくれるLEDライトが付いています。
引き金を引くと自動で点灯してくれます。
明るすぎず暗すぎずちょうどいいくらいの明るさで穴あけ時やビスの締め付け時に便利かと思います。
ドライバーとドリル用のビットが最初から付いてくる
5200円で格安と説明しましたが、この値段で最初からドライバービットやドリルビットがセットで付いてきます。
ちなみに、だいたいの有名工具メーカーはビットは別売りがほとんどです。
個別で購入するビットに比べると、もちろん立派なものとは言えませんが、DIY初心者で工具を少しづつ揃えようとしている方には、最初からとりあえず使用できるビットがあるのは非常にありがたいのではないでしょうか?
ちなみに別でビットを揃えようとすると、ドリルのセットのビットなどは1000円前後するのでやはり最初からセットでないと初期費用が高くなってしまいます。
TOPELEKの電動ドリルの性能
電動ドリルのユーザーマニュアルに記載していた商品の性能表示を紹介しておきます。
電圧:20V
バッテリー:リチウムイオン電池
バッテリー容量:2000mAp
充電時間:70分間
回転速度:0-400/0-1400rrpm
トルク:18+1トルク調節
最大締め付けトルク:35Nm/310in-lds
キーレスチャック:直径0-13mm
ネジ締め能力:木ネジ ST5×75mm
穴あけ能力鉄工キリ:Φ10mm
穴あけ能力木工キリ:Φ20mm
マキタのインパクトドライバーと比較
ここで、5、6年以上前に購入したマキタのインパクトドライバーが家にあったのでせっかくなので比べてみようと思います。
大きさを比較
TOPELEKの電動ドリル
電動ドリルの方が先端が長いですが、高さはバッテリーが小さい分電動ドリルの方が小さかったです。
重さはバッテリーの差が大きいと思いますが、TOPELEKの電動ドリルの方が軽かったです。
バッテリーを比較
マキタのインパクトドライバーとTOPELEKの電動ドリル
マキタは18V3.0Ahに対してTOPELEKの電動ドリルは20V2.0Ahでした。
この表記の意味ですが、ボルト(V)は締め付け力に影響をし、アンペア(Ah)は充電の持ちに影響をします。
つまり、バッテリーの記載されている数値だけで判断すると、
締め付け力
マキタ<TOPELEK
電池の持ち
TOPELEK<マキタ
ということになります。
TOPELEKの電動ドリルを開封して紹介
TOPELEKの電動ドリル
安価なインパクトドライバーや電動ドリルなどは布製のケースなどが多いイメージなのでしっかりとしたプラスチック製なのはありがたいです。
箱を開封したらこのような形で収納されています。
上蓋にフレキシブルシャフトが収納されており、それ以外は全て下蓋に収納するようです。
電動ドリルのパッケージ紹介
それではTOPELEKの電動ドリル
中身を一覧にするとこのようなものが入っていました。
- コードレス電動ドリル
- 20Vのリチウムイオン電池と充電アダプタ
- ビット各種
- フレキシブルシャフト
- 日本語対応のマニュアル
コードレス電動ドリル
まずはもちろん電動ドリル本体です。
バッテリーを付けないと非常に軽いです。
写真は撮る前に木くずの付いた手袋で一度握ってしまったので少し汚れていますが、最初はもちろんきれいな新品でした。
20Vのリチウムイオン電池と充電アダプタ
バッテリーと充電アダプタです。
バッテリーの性能は20Vで2.0Ahで表示だけ見ると非常に高性能です。
それでいて、この軽さと薄さはなんかあるのではと疑いたくなるほどです。
確かに中国製ではありますが……
そして、充電の仕方は一般的な電動工具の充電方式でなく、アダプタで線を刺すだけです。
これに関しては後述しているのでそちらで確認してください。
ビット各種
ビットは写真の通りたくさん付属しています。
ドライバービットは長短ありますが、写真の一番左のビットが延長ビットといってビットを長い状態で使用できるようにするアタッチメント的役割をします。
このドライバービットは6角軸のビットです。
ドリルビットは全部で7種類のビットがあり、全てが丸型のビットとなっています。
フレキシブルシャフト
フレキシブルビットとは写真ようなクネクネするシャフトをドリルに取り付けて、先端にドライバービットを取り付けて狭いところやドリルが入らない場所へ使う結構レアな道具です。
実際に使用例は後述で紹介しています。
そしてこれが先端部分です。
試しにプラスのビットを取り付けてみました。
ちなみにフレキシブルシャフトはドライバービットだけでドリルビットの丸型のビットには対応していません。
日本語対応のマニュアル
ご丁寧に7か国語に対応しているマニュアルが付いています。
使ったことがある人には不要なものですが初めて使う、購入する方には結構ありがたいのではないでしょうか?
意外と不具合の対応がしっかりしている
しかし、このTOPELEKの電動ドリル
しかも保証期間が結構長くて1年間の保証を受けることができます。
なので、もしモーターやバッテリーが壊れてしまったという場合でも問い合わせをするればしっかりと対応をしてもらえるのはありがたいです。
また、上の写真に映っているカードが商品と一緒に入っていました。
これを見てみると、「いつでも、どこでも、どんな理由でも気軽に」連絡をくださいと書いてあります。
これほど親切に書いているということは、おそらく商品もある程度しっかりした作りで、アフターフォローもしっかりしているメーカーなのかなと思わせる感じが伝わります。
TOPELEKの電動ドリルの機能を紹介
それではここで、このTOPELEKの電動ドリル
回転数の低速と高速切り替えが可能
この電動ドリルはスピードが2段階で調節できます。
それが、写真に映っている黄色いレバーで切り替えができます。
また、引き金を握る加減でもスピードの調節はある程度できます。
ビット先端を照らしてくれるLEDライト付き
LED照明が付いており、引き金を引くとライト点灯して手元を照らしてくれます。
これが意外と便利な機能です。
室内で外の光が入らず照明の明かりだけで作業するときなど結構手元が陰で暗い場面て多いです。
例えば大きな家具を組み立てるときなど照明の光に影ができやすいのでそんな時に便利です。
なので、そんな時にビスの頭や、穴を開ける印を見やすくしてくれるLED照明は非常にありがたいです。
クラッチによるトルクの調整が18段階で可能
クラッチとは設定した力以上に負荷が掛かると空回転して力を逃がしてくれる機能です。
そのおかげで、締めすぎ深く開けすぎたりを防ぐことができます。
このクラッチの力加減を調整することができますが、この電動ドリルは18段階で調整が可能です。
DIYで使用するドリルは10段階も変えることができない商品もあるので、そう考えると18段階はしっかり調整できると思います。
バッテリーの充電の仕方
バッテリーの充電のやり方ですが、付属のアダプタをバッテリーに差し込むというやり方になります。
これは少し簡易的だなと私は感じました。
というのも、私の使用しているインパクトドライバーの充電器は下の写真のようなものです。
こちらはマキタですが、ちゃんと充電器が付いていてここにカチっと差し込むようになっています。
日立などのメーカーもほとんど同じような充電器を使用して充電します。
それに比べると少し簡易的だなと感じました。
このアダプタ式だと木くずなどが入った時に不具合が起きそうなので木くずの混入は気を付けた方がいいかなと感じました。
フレキシブルシャフトの使い方
付属のフレキシブルシャフトですが、正直あんまり使用する機会はないですが、セットで付いてくるなら1本ぐらいは持っていた方がいいかなぐらいの道具です。
このフレキシブルシャフトはどう使用するかというと、電動ドリル本体が当たってしまったりビットが短くて届かいなど細かく複雑な位置へのビス締めで使用します。
例えば、下の写真のような窓の奥の方のビスを締めようとするときに使えます。
このような奥の方だと長いビットならギリギリ届きそうですが、電動ドリルがぶつかってまっすぐビスを締めることができません。
このようなときにフレキシブルシャフトを使用します。
ただし、フレキシブルシャフトはシャフト先端に力が伝わりにくいので、ビス頭をなめやすいという注意点もあります。
なので使用するときは最終手段という感じで使うことになると思います。
TOPELEKの電動ドリルを実際に使用してみる
ここから、実際に使用したところを紹介していきます。
まずはバッテリーを写真のようにカチっと音がするまで取り付けます。
電動ドリルの先端です。
ここにビットを装着します。
装着する前に先端の爪部分を開いてからビットを差し込みます。
今回はパワーも確認したいので付属のドリルビットから一番太いビットを装着します。
装着完了です。
ドリルビットで穴を開けてみる
とりあえず家に合った端材で試しに穴を開けてみようと思います。
20Vというだけあり問題なくサクサク穴を開けることができました。
下穴を開けてビスを打ってみる
次に下穴を開けてビスを打ちつけてみます。
下穴は写真のような皿取り錐というビスの皿部分が埋まるように木材に皿分も穴を開けてくれる便利な錐で開けます。
皿取り錐を使用して下穴と皿部分の穴も一緒に穴を開けることができました。
次にビットドライバービットに変えてビスを打ってみます。
普段はインパクトドライバーを使用していますが、問題なくビス打ちもできました。
TOPELEKの電動ドリルのマイナスポイント
ではここで私が実際に使用して感じたマイナスポイントを正直に紹介します。
マイナスポイントは3点あります。
- 回転を止めるときにモーター部分から火花が出る
- バッテリーが1つだけしかない
- バッテリーやモーター系の耐久性に不安
ではこの3点に関して紹介します。
回転を止めるときにモーター部分から火花が出る
まず、実際に使用してみてびっくりしたのがドリルの回転を止めるときにドリルの後ろ部分から火花が出ます。
火花といっても実際には火でなく緑の明かりのようなものがバチって光ります。
写真を見てみると分かりますが、ドリルの内部が緑に光っていると思います。
実際にここに手を当てながら使用しても感電したりやけどをすることは一切ありませんでした。
なので安全ではありますが、ちょっと見た目は怖いです。
使用するたびにピカっと光るので……
一応説明書にちゃんと「火花が出ることがあり、異常ではありません」と記載されているので不具合ではないということも分かります。
バッテリーが1つだけしかない
次にバッテリーの数です。
この商品にはバッテリーが1つしか付いていません。
なので、使用中にバッテリーが切れたら充電を待つしかありません。
私は普段マキタのインパクトドライバーを使用していますが、バッテリーが2つあるので1つ使用している間にもう1つを充電しておけば、充電待ちになることがありません。
ですが、バッテリーが1つしかないとバッテリー切れの時が少し面倒だなと感じました。
残量を確認できる
ただ、その代わりではないですが、バッテリの後ろ部分に充電の残量が見れるようになっているので、もし、残量が減ってきたら使ってない時に充電するなどの対応は可能になります。
バッテリーやモーター系の耐久性に不安
これは、私の勝手な不安ですが、やはり安価な電動工具は耐久性で不安です。
長時間連続だったり長期間使用すると、途中でバッテリーが壊れたりすぐにモーターが焼けたりしないかがどうしても不安です。
ただ、先ほど紹介したように1年間の保証があるので安価な商品の中でもTOPELEKの電動ドリルは少し安心して使用してみてもいいのかなと感じました。
TOPELEKの電動ドリル:まとめ
今回はTOPELEKの電動ドリル
アマゾンで5000円台で購入できて、ビットなどを最初から付いてくるかなりお得な商品でした。
また、機能面でも、スピード調整やLED照明、クラッチ機能など欲しい機能は一通り搭載されています。
そして、なんといってもバッテリーが20Vで超パワフルです。
ということで私の感想としてはDIYなどでとりあえず購入するにはぜひオススメできる商品です。
ただ、モーターやバッテリーの耐久性はマキタやハイコーキなどと比べるとどうなのかなと勝手な不安があるので、もしプロが使用するならお金を出して有名メーカーの方がいいかもしれません。
それでも、TOPELEKの電動ドリル