今回は新居のお金の話をしようと思います。
契約後に金額があがってしまったという話はよくある話です。
ですが、我が家は見積もり時から金額アップどころが、総額を35万円下げることができました。
なぜ、我が家はなぜ金額を下げることができたのか今回は解説しようと思います。
全ての家庭にお勧めできるわけではございませんが、少しでも参考になればと思います。
元現場監督が解説
オプション工事の見積書がこちら
タイトルに35万円コストダウンと書いていますが、これはコストアップした内容も含めています。
コストダウンだけの金額にすると534,600円のコストダウンが出来ています。
ではまずは簡単に内訳の内容をご説明します。
金額アップの内容
1. 無垢フロア巾90⇒120へ変更
我が家は1階に無垢フローリングを採用していますが、その1枚幅を90mmから120mmに変更したということです。
幅が広い方が金額が上がります。
12. ウッドワン洗面カウンター キャビネットあり
我が家は洗面化粧台にウッドワンの木製の洗面台を採用していますが、システム洗面に比べて収納力が少ないために途中でキャビネットを追加しました。
13. キッチンクリナップ
キッチンは最初の契約時にはメーカーも何にも使用が決まっていませんでした。
なので契約後に標準プランからグレードを下げたり、上げたりで金額の上下がありました。
最終的には若干金額が上がりました。
15. クロスグレードアップ
壁紙にアクセントクロスを採用すると1㎡で+500円上がるということでした。
一般の家庭よりは少し多めのアクセントクロスの量だと思いますが、そんなに金額的に高いオプションでもないので、好き勝手選べました。
23. ドアホングレードアップ パナソニック外でもドアホン
ドアホン、つまりインターフォンですが、これだけで46,000円金額アップしています
インターフォンで46,000円は正直高いですが、私としてはこれをどうしても取り入れたかったのです。
パナソニックの外でもドアホンはWi-Fiを使用して、来客があった時にスマホと連携して外出中でも対応が出来るものです。
なので、宅急便などの対応もできますし、防犯上もメリットがあると思います。
それと、室内機とスマホで通話ができます。
なので、子供が学校から帰ってきたら、室内機を使用して帰宅を親に知らせることもできるということです。
我が家は共働きで、子供ができても嫁は仕事を続ける予定なのでこのインターホンは絶対採用しておきたいと思ったものです。
金額ダウンの内容
2. 巾木支給品使用
私が木工関係の仕事をしているので、自分で作成をしたので材料費が削減できました。
3. カウンター、棚等支給
こちらも巾木と同じで自作して支給したので材料費が削減できました。
ちなみに、カウンター材を作成した記事はこちらです。
14. キッチン フロアタイル貼
もともと契約時にキッチンも無垢フローリングにしていたのですが、打合せの途中でキッチンのみフロアタイルに変更しました。
無垢フローリングよりフロアタイルの方が金額的には安いので金額を抑えることができました。
16. サッシ変更
シャッターを無しに変更、サッシの数を減らしたなどでコスト削減できました。
サッシが多いと冷暖房の効率も悪くなります。
私としては窓は必要最低限でいいと思ってます。
また、シャッターも我が家は旗竿地という変形地なので、なしでも問題なしと判断しました。
旗竿地に関しての記事はこちら。
17. 2Fトイレグレードダウン
トイレの仕様のグレードが契約時にグレードの高い方になっていたので。
来客のある1Fはそのままで、2Fのみグレードを下げました。
19. キッチン火災報知器(熱感知器)なし
キッチンのみ火災報知機を熱探知式になっていたのですが、普通の煙探知でいいとのことで、金額に反映してくれました。
20. 2F間仕切り壁一部なし
我が家の2階は主寝室が1部屋、洋室が2部屋の合計3部屋でしたが、主寝室と洋室の2部屋の間仕切り壁を無くしました。
これにより子供が生まれて大きくなるまでは夫婦で広い部屋として使用できます。
21. 玄関ドア変更 片袖FIX⇒方開きシングルドア
契約時の玄関ドアが片開きドア+袖に嵌め殺しの明り取りの窓が付いた仕様でしたが、
この明り取り窓を無くして一般的なシングルドアにしました。
22. 照明プラン変更
もともと照明器具用に契約時に最初から金額が見積もりされていましたが、自分で購入することにして施主支給にしました。
施主支給に関しての記事はこちら。
コストダウンのポイント① 契約時の打合せを入念に行う
契約というのは、買い手、売り手共に大きな節目になります。
特に売り手の住宅メーカーは契約件数のノルマもあり、営業は必死にアピールしてきます。
なので、安く見積もり、契約後にオプションとして金額をあげるという作戦もよくある話です。
これがどうしても契約後に金額が上がってしまう仕組みの1つです。
ではこれを防ぐにはどうすればよいのか?
それは営業、設計との入念な打ち合わせにあります。
新居に取り入れたい設備や、材料、間取りの工夫などを漏れなくお伝えしましょう。
そして、それを含めた金額を出してもらうのです。
取り入れようか、取り入れないか悩んでいてもとりあえず見積もりに入れてもらう方がいいでしょう。
そうすれば、契約後に止めて金額の訂正をしてもらえばいいんです。
可能であれば見積もりに金額をあげるだけ上げて、その時にも値切ってもらい
契約後に契約時の内容を止めれば、なおコストダウンできます。
ただ、ちょっと卑怯というかズルい考えにもなりますので、
私は全くの責任は持てませんが……
コストダウンのポイント② 工事図面、内訳書の内容精査
あなたは、契約時、契約後の変更時などで図面をちゃんと見ていますか?また追加工事、オプション工事の見積もりをお願いしたらその内訳をしっかり確認していますか?
コスタダウンのポイントはその中にあります。
例えば図面ですが、打合せの内容を反映させて設計は図面を作成していますが、その中には設計がオリジナルで取り入れてる案も含まれています。
正直そんなのいらない、お金の無駄というか案もあります。
そんな案を完成してから気づいてたら遅いです。
設計は良い提案をどんどん入れてくれますが、お家のあり方は家庭それぞれなので、不要な案などは変えてもらいましょう。
また、オプション工事の金額も細かく見ましょう。
大したことないと思ってたも予想より金額がすることもあります。
例えばですが、我が家は奥行き45cm長さ160cmの棚を4段洗面所に設置を追加で希望したら、それだけで75,000円しました。
もちろんキャンセルしましたが、このように思ってたより高額ということはよくあります。
あまりに高額なら自分でDIYで頑張っちゃいましょう。
ちなみに自分でやれば20,000円以下では絶対できるとみています。
コストダウンのポイント③ DIYで頑張れ!!
これは自分でものを作るのが好きな方に向けですが、住宅メーカーに工事をお願いすると、職人の工事手間、更には会社への利益などで価格が上がりがちです。
あまり、大きくは言えませんが私が現場監督をやっていた時は原価の7割掛けが利益として載っていました。
10,000円の工事ならだいたい14,000円です。
めちゃめちゃ高いです。
おそらく自分でやれば7,000円ぐらいで材料を準備すれば十分終わる工事です。
つまりちょっとしたことなら自分でやった方が安くできるということです。
今後自分でやる予定で住宅メーカーにお願いしなかったことは。
- テレビを設置する面へのタイル張り
- キッチン食器棚取り付け
- キッチンカウンター下部への木製の板張り
- 外部用、室内用の物干し取り付け
- 洗面所の棚板設置
上記は引き渡し後に自分でやる予定です。
おそらくですが、これを住宅メーカーにお願いしたら50万〜100万は請求されるのではないでしょうか?
自分で自分の新居を完成させていくのも1つの楽しさだと思うので、可能ならご自身でやってみましょう!!
まとめ
- 契約時にオプションなどの金額を加えてはっきりした金額を出してもらおう
- 図面、内訳書をよく見て無駄や不要なプランを精査しよう
- ちょっとしたことなら自分で工事をした方が安い
今回は契約時の金額から金額を削減したことに関してまとめました。
だいたいが契約後にオプションなどを追加して最初の予算を超えがちです。
それが住宅メーカの作成でもあります。
でも、こちらも作戦次第では全然予算超えどころか削減をすることができます。
もし、これからお家選びをする方、契約を直前に控えている方には少しでも参考になればと思います。