我が家の新居のこだわりです
以前は無垢フローリングに関して書きましたが
今回はカウンター、ニッチ編です
無垢フローリングに関しての記事はこちらから見れます
ニッチとは?
さてまず、皆さんニッチってご存知ですか?
壁をへこませて作る飾り棚のことです
これを作ることによって壁のアクセントにもなるし、写真など置けたりするので、玄関やリビングにあるととても良いですね
カウンター、ニッチを施主支給
さてこだわりということで、
我が家のカウンターと、ニッチは全て自分で工場で制作して支給します
つまり施主支給品です
なぜそうしたかと言うと、無垢フローリングと一緒で木材や塗装にこだわりたかったのです
カウンター
一般的な住宅のカウンターはゴム集成材やアカシアなど、コストパフォーマンスの良い材を使用し、塗装はウレタン塗装、UV塗装など木の表面に膜を張る塗装が多いです
またウレタン、UV塗装を木目を隠す塗りつぶしなども多く木の良さが全くなかってしまうのも多数あります
しかし!!
我が家は木の雰囲気を思いっきり出したいのと、建具職人だからこそ、木にこだわっていこうと言うことで、
我が家のカウンターはホワイトオークという材を使用します木材図鑑・北米材「ホワイトオーク」
ホワイトオークは簡単に言うとちょっとお高い家具などに使われて、硬さは硬め、木目もキレイな材です
一般の住宅にカウンターはまず使用しません
しかも!
通常なら小さい木を張り合わせて作った集成材を使用しますが、今回は一枚、もしくは二枚合わせの無垢板を使用します
無垢板って集成材よりぐんとお高いです
でもその分木目がきれいに出て最高です
もう楽しみでしょうがないんです(^^)
実際作り始めた記事がこちらです
塗装は自然塗料
そして、塗装ですが
今回はリボスという植物性の自然塗料を使用します
リボスは植物性のオイルなので、膜を作らず、木目消さず、木、本来の味を残しながら塗装できます
そして今回塗装する色はウォールナットです
リボスのウォールナットは他の塗料より少し明るく、黄色っぽい雰囲気になります
もちろん塗装するのも自分です
会社の工場借りてやる予定です
我が家のカウンターは材種がホワイトオーク、塗装にリボスのウォールナットで贅沢です
加工は年明けてからの予定なので、加工が始まったら、また公開しようと思います
その前にホワイトオークの色サンプルを作りましたので公開します
リボスのクリアと本命のウォールナット、それとオスモのウォールナットです
オスモも同じく自然塗料です
リボスとオスモのウォールナットを比べるだけでもけっこう色合いが違うんです
オスモはチョコレートに近い色です
リボスはオスモより明るいですね
クリアも無塗装と比べるといい雰囲気出てますよね
お家のデザインによっては全然クリアでもかっこいいと思います
今回使用した塗料たちです
3,4年前から使用しているのでだいぶ汚れていますが、ずっと使えます
ただクリアがほとんど固まってきてしまっているので、そろそろ新しいのを
買おうと思ってます
リボスをネットで買うとこちらがおすすめです
リボスはいろんな色があるので、部屋のデザインに合わせることできたり
ホームセンター等で売っている物より、オイルなので木目を活かせて、木の温もりを消すことなく使用できます
新居に化粧梁があるので、工事中にリボスで塗装をする予定です
ニッチ
カウンター関係は年明けに作成とのことでしたが、
ニッチ関係の材料は作成済みなので公開しようと思います
ニッチの物を置いたりする部分の台はこちらです
インターホンのニッチに使用する台です
こちらは洗面台の脇に設置するニッチの台です
そしてこちらが玄関のニッチに設置する台で
これが玄関のニッチの背面に設置するために作成した格子です
左の2枚が表で右の写真が後ろです
サイズ500角でニッチとしては少し大きめのサイズになってます
縦横の格子のサイズと、その中の縦の一本をサイズを変えることで少しデザイン性を持たせています
これは建具職人にしか出せない技術だと思います
現場での大工さんでもさすがにできません
建具職人になったのだから建具職人の色を新居に出したかったということで
今回このようなアイデアを取り入れました
完成したらそれももちろん公開する予定なので、お待ちください
ニッチの材種は?
そして、このニッチに使用している台と格子の材種なんだと思います?
ニッチはホワイトオークではないです
じつは2種類使用していて
インターホン、洗面所のニッチの台はタモ材と呼ばれる材種です
近い種でいうと野球のバットで使われているアオダモと似ています
つまり硬めの材種です
一番の特徴は柾目がきれいです
縦に並んだきれいな柾目がよく人気で、タモ柾の合板とか
よくありますね
そして、玄関のニッチの台と格子がメラピーという材料です
これは正直私もあんまり知らないですね。。。
現場監督の時には一切聞いたことがなかったです
建具職人に転職してから初めて知りました
タモに比べると木目が少し荒目な気がします
せっかくなのでいろいろな木材を取り入れて遊び心を取り入れたいのも一つなので
こういうのも面白いかなと思ってます
カウンター作成図
カウンターや棚を制作するにあたって、作成図を作っていました
これは建築業界でいう拾い書というものです
これをもとに木を準備したり、見積金額も出したりします
拾い書の寸法を出し間違えると、作り直しなどになってしまいますので、
しっかりと寸法を出さなければいけません
寸法は図面から出します
木造住宅は柱が尺計算で入っており、3尺は910mmなので内内でいくつみたいに計算していくのですが、
詳細はここでは省きますね(^_^;)
作成するのは全部で10枚以上になりますが
これらを作成して、塗装して、現場で取り付けてもらってと
もう新年が非常に楽しみです
こちらの内容も随時公開し行きます
ここまで閲覧ありがとうございます
ツイッターフォロー@naoppemanよろしくお願いします。
インスタグラムN’s wood furnitureでは家具作りなどを公開しています。