こんにちは、なおっぺ@naoppemanです。
今回はお家のメンテナンスの記事として外壁に関して書いていきます。
ちょうど新居が完成して1年経ったので、住宅メーカーの方から1年点検にお伺いしたいという連絡がありました。
その時に事前に
「気になっている点はありますか?」
と担当者に聞かれたので、
「外壁の欠けが目立つ部分があるので補修をしたいからタッチアップ材をくれ」
といいました。
タッチアップ材とは外壁のサイデイングの表面の欠けなどに塗る塗料です。
それと、知らない方のため一応説明しておくと私は以前住宅メーカーの現場監督をやっていたためある程度の建築や住宅に関して知識があります。
それを私が建てた住宅メーカーの方も知っているため、自分でやるからタッチアップ材準備しておいてということで自分で外壁の欠けと補修していきます。
というわけでこの記事は自分で外壁の補修をするということと、1年住んでみて気づいた外壁のことに関してまとめた記事になります。
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この補修は自分でやる必要はありません
まず、先に言っておきますがこのタッチアップという塗料を使用しての補修作業は基本的に自分でやる必要はありません。
住宅を建てると設備や外装などなどいろんなものには保証期間があります。
なので、自然にはがれてしまった外壁の欠けや工事中に発生したと思われる傷などはほとんどの場合、保証期間内であればメーカーで対応してくれます。
なので普通なら自分でやる必要もなければ自分でやる機会すらありません。
じゃあなんで自分でやるの?
ということですが、
タッチアップじたい大して難しい作業でもなく簡単な補修作業です。
なのでわざわざ補修のために業者や監督とわざわざ予定を合わせて自宅で待機していて直してもらうのが面倒ということと、自分の家なのでどうせならこの機会に自分で補修したいなという点から自分でやることにしました。
もし私みたいに自分でやりたいという変わった方がいたら住宅メーカーに話をしてみるといいかもしれません。
サイディングメーカーにタッチアップ材を取り寄せてくれると思います。
ただし、自分でやって何かあると住宅メーカーで保証してくれないなど問題になる可能性もあるのでご自身の責任でやるようにお願いします。
我が家の外壁の仕様をちょこっと紹介
我が家のベースサイデイングがニチハFu-ge(フュージェ)という外壁材になります。
このサイデイングは板同士の継ぎ目にコーキングをしなくて良いという特徴があります。
サイデイングの外壁で一番劣化しやすいのが実はコーキングなんです。
なのでコーキングが少ないと必然的にコーキングが劣化して打ちかえる工事の時に費用が減るというメリットがあります。
また、コーキングが少ない方が見栄え的にもきれいに見えますしね。
なので我が家の外壁の写真を見てもらうとわかると思いますが、サイデイングどうしの継ぎ目にコーキングがされていないのがわかると思います。
とはいってもコーキングが全くないというわけではなく、窓や軒回り、角なんかはコーキングがされています。
そして色は黒に比較的近いチャコール色になります。
正確に言うと黒よりはチャコールの方が若干グレーに近い色合いをしております。
タッチアップ材を紹介
ではここから本題のタッチアップ材に関して紹介していきます。
上の写真が今回準備してもらったタッチアップ材になります。
中身はタッチアップ材本体と撹拌用の棒と塗るときに使用するハケと説明書です。
外壁の種類によってはタッチアップ材と別に硬化剤が付いてくることもあります。
タッチアップ材の使い方
タッチアップ材を使用するまでの手順を解説します。
まずはこのタッチアップ材の蓋をマイナスドライバーなどを使用して開けます。
そしたら底の方からよくかき混ぜます。
説明書には1分はかき混ぜてくださいと書いてあります。
混ぜ終わったら撹拌用の棒は他の場所に付着しないようにビニールなどにくるんで捨てましょう。
ちなみにこのタッチアップ材玄関のタイルなどに付着するとなかなか落ちないので気を付けてください。
混ぜ終わったら準備完了です。
付属のハケを使用して実際に外壁に塗っていきます。
タッチアップ材で外壁を補修していく
では実際にタッチアップ材を使用して欠けなどを補修していきます。
補修といっても今回はタッチアップ材で欠けて色が剥げているところに色を付けて目立たなくするだけです。
パテなどで成形するなどは行いません。
外壁の補修①
まずはいきなりですが、今回の補修する欠けで一番大きかったところから補修をしていきます。
この欠けは駐車場から見える位置で結構目立つ位置にありました。
だからこそ目立たないようにだけでもしていこうと思います。
先ほど準備したタッチアップ材をハケに付けて塗っていきます。
この時べちゃべちゃ塗料を付けずに少しずつ付けて欠けの部分に塗るようにします。
べっとり塗ると余計に目立って汚くなってしまいます。
というわけで塗り終わった状態がこちらですが、遠目からだともう目立たなくなりました。
ただ欠けが一番大きかった場所というのもあり、近くで見ると欠けの形が目立って補修箇所がさすがに分かります。
外壁の補修②
次は角の一部が欠けていて色が剥げています。
ここをちょんちょんとタッチアップ材を塗ります。
次は先ほどより小さい欠けだったのでより目立たなくなりました。
外壁の補修③
次もまた角ですが先ほどより欠けの範囲が広いです。
目立たなくなりましたが何となく塗ったところが光っているように見えるかもしれませんが、これぐらいなら乾けばより目立たなくなります。
外壁の補修④
小さい欠けはこんな感じでよく見ればわかるけど目立つことはありません。
外壁の補修⑤
これは継ぎ目部分の剥がれです。
ここも塗りすぎない程度にタッチアップ材を塗ります。
塗った後がこんな感じに分からなくなりました。
改めて自分の家の外装を見て雑な工事が目立つ。。。
タッチアップ材を持ちながら自宅の外回りをくまなく見て回って思ったのが、
「細かい部分の工事が雑」
ということです。
私自身それほど細かく言うタイプではないですが、元現場監督なので細かい点に人一倍気が付きます。
例えばこんなの
コーキングの塗り時ってサイデイングにマスキングテープを張ってからコーキングを打つのですがこれは、打った後にマスキングテープ剥がした時にできたコーキングの髭のようなものです。
これが至る所にあります。
これくらいはまだいい方です。
次はこれ
雨どいの裏でやりにくい位置だけでど目線の位置にコーキングが付着したらちゃんと処理しろよ!と思います。
この2枚の写真は共に窓下のコーキングです。
コーキングが外壁に付着したままです。
こんな感じにちょっと雑だなと思った点が多々ありました。
また以前に外壁がパテでガッツリ補修してあることに気づきました。
それに関しては下の記事に書いてあるのでよろしければ見てみてください。
最後に黒系の外壁を検討中の方へ
最後にせっかくなので黒系の外壁を検討している方へ1年間住んでみて気づいたことをお伝えします。
黒系の外壁は油や土の汚れは目立ちにくく、比較的汚れが目立たない外壁の色なのが非常にいいです。
ですが、この写真の鳥の糞だけは黒系の外壁はメチャメチャ目立ちます。
この時期はツバメがよく飛んでいるのでこのような被害にあいます。
まあ糞はそのうち雨で落ちるので気にすることがないのですが、黒に白い糞は結構目立つとということを住み始めてから気づかされました。。。
外壁の欠けを補修をする:まとめ
というわけで今回は久しぶりにお家に関しての記事を書きました。
サイデイングの多少の欠けであれば自分でも結構簡単に直すことができます。
メーカーの保証内に直してもらうというのももちろんいいですが、愛着のあるマイホームを私みたいに自分で補修してみても面白いかなと思ってこの記事を書きました。
もし、自分でやりたいという変わり者がいましたらぜひ担当の営業さんや監督さんに相談してタッチアップを入手してやってみてください。