こんにちは、元現場監督のなおっぺ@naoppemanです。
今回は家づくり、間取りを決めるうえでのヒントになるような内容をお伝えしようと思います。
その中でも玄関にポイントを置いた内容としていきます。
玄関って何となく広くて明るい方が良いよなと誰でも思うでしょう。
でも、
「玄関を広くするスペースもないんだよな・・・」
「でも狭い玄関ってちょっとやだな・・・」
など玄関の悩みに関して私の考えや解決策などを紹介しようと思います。
また、我が家の新居はどうしたかなども紹介していこうと思います。
この記事は30~35坪の広さで家づくりを計画するような一般的な規模、予算で建築する方向けの記事の内容となっています。
間取りに関しては過去にこのような記事も書いているので一緒に読んで参考にしてみてください。
なぜ玄関は広い方が良いのか?
そもそも玄関が広いと何がいいのかということですが、私が思うに以下の項目が挙げられると思います。
- 靴などの物をたくさんしまうスペースが取れる
- 自転車やDIYなどの趣味を玄関でやることができる
- 広々とした玄関を通って朝出かけていくことができる
- 土間を広くするなどおしゃれな空間を演出できる
などが挙げられます。
なので、この内容を見ると、
「やっぱり玄関は広い方が良いよな・・・」
と思うでしょう。
では反対に狭いことに関しても一度考えてみましょう。
狭い玄関はどうなの?
狭い玄関だとどうなのかという点を考えてみたいと思います。
玄関が狭いことに対してのデメリットは、
- 家族が増えると靴をしまうスペースがなくなる。
- 来客が多い家だと靴が置ききれなくなってしまう。
- 窮屈な玄関を毎日通って通勤通学をすることになってしまう。
- 室内に持ち込まない荷物で玄関が溢れてしまう
などが思いつきます。
北向き玄関は風水的にNG
よく間取りを計画中に気にする方が多いのが、風水に関してです。
南にはこの部屋が良くて、北面にはこの部屋は設置してはいけないなどですね。
ちなみにお伝えしておくと私はさらさら風水には興味がありません。
なので、我が家の新居の間取りを考える際は一切風水は考慮しておりません。
ただ少しだけ風水に触れておくと、一般的には玄関は北向きはNGとされています。
それは北側は水難の方角だとらしいですが、詳しくはわかりません。
玄関のおススメの方角は南東らしいです。
間取りの決めるのに風水を気にする必要性は一切ない
これは私の考えなんですが、そもそも間取りというのは土地の形状や太陽の採光の条件や家族構成によって決められます。
他にも、洗面所は広くしたいとか和室が欲しいなども間取りを決める項目になると思います。
そうなると、たくさんの条件項目が間取りづくりや家づくりに関係してくるのですが、そのたくさんの条件を差し置いても風水を気にしますか?
というのが私の考えです。
家づくりには優先順位があり、風水が一位ですか?
風水を優先した間取りより、自分たちが住みたい家づくりと間取りを第一に考えた方が今後何十年と住んでいく新居には一番必要なことだと思います。
ここがお伝えしたいことは、南東という住宅には最高の日当たりの良い方角を、一時的にしか通らない玄関に設けるのは無駄です。
それなら、玄関は風水的によくない北側に設けてリビングなどを南東にした方が絶対的に住んでからの住みやすさは上がるはずです。
新居の玄関は優先順位は何位?
先ほども優先順位に関してはお伝えしましたが、
家づくりの間取りで優先順位を付けてみましょう。
このブログを読んでくれているあなたは家づくりの優先順位のベスト3に玄関は入ってきますか?
おそらく、ほとんどの方がベスト3に玄関は入らないのではないでしょうか?
実施に私はどうだったかというと、我が家の間取りの優先順位は以下のようになっています。
- 開放的なリビング、ダイニング
- 収納力と洗面台が広い洗面所
- 狭くてもいいので畳のスペースが欲しい
つまりは、リビング、ダイニング、洗面所、タタミコーナーなど普段の生活に影響が大きい部屋の優先順位が高いことがわかります。
リビングダイニングは家族でくつろぐ空間ですし、洗面は洗濯物や朝の準備でストレスが無いようにしたい、やっぱり日本人なら畳があった方が落ち着くなどが主な理由ですね。
また、一応説明すると、第4位は「キッチンでのパントリーなどの収納スペースの確保」になります。
玄関が優先度が高いわけない
つまり、私がお伝えしたいのがここです。
はっきり言って玄関が家づくりで優先されることなどそうそうないです。
なので、30~35坪程の一般的な大きさの新居を計画しようとする方は特にですが、玄関を広くするぐらいなら他の部屋を広くした方がいいということをお伝えします。
これが、お家の広さに制限がなく、かつ南面に広く面することができる家の形状が可能なら、広く、天井は吹き抜けで日当抜群の玄関を作ってもいいでしょう。
ただし、一般的なお家の広さで計画中なら、私からのアドバイスとしては、
「玄関にこだわるなら玄関以外の部屋を広くしなよ」とお伝えします。
我が家の玄関はこうした
では、実際に我が家はどうだったのかということで、我が家の玄関を紹介しようと思います。
上の図面が我が家の玄関の間取りになります。
広さはたったの3帖です。
そして、北向きです。
正確には北東向きともいえます。
日当たりは多少東の窓から入りますが、それほど明るい玄関とも言えません。
玄関に関しては下のWeb内覧会で詳しく紹介しています。
玄関ドアから室内
こちらの写真が玄関ドア側からリビングの室内側を見た写真です。
左手に玄関収納と物入があります。
右にあるネイビーの引き戸を開けるとリビングになります。
下アングルから玄関ドア側
こっちがリビング側から玄関ドア側の写真です。
狭くて全体が写らないので下から上アングルで撮りました。
我が家の玄関の収納力
我が家の玄関は見てわかったと思いますが、はっきり言って広くないです。
そんな玄関の収納力はどのくらいあるかというと、まず玄関収納の靴の収納力がこんな感じです。
そして、玄関収納の隣にある物入は仕事に着ていく作業着などを主にしまっています。
これで収納は終わりです。
玄関の少ない収納力は物入で補う
我が家の場合玄関の収納が少ない分このように外に物置を設置しました。
なので、外で使用するスコップや観葉植物の土などは基本的に物置に入れています。
もし、外の庭のスペースに余裕があるのなら、わざわざ家の中に収納を作らずに外にこのように物置を設置するというのも作戦の1つだと思います。
玄関を狭くした分広くなったリビング
優先順位が高かったリビングの広さですが、写真のようにかなりゆったりできる広さを作るることができました。
なので、正直我が家の玄関は狭くて日も入りにくい間取りとなっていますが、その分リビングやダイニングが日当たり抜群で広い空間を作ることができました。
リビングに関しては下のWeb内覧会の記事で詳しく紹介しています。
間取りを決めるうえでの玄関の考え方:まとめ
最後に話をまとめますが、今回は玄関に関して間取りを決めるうえでの内容を書きました。
そこで私がお伝えしたいのは、
「玄関はあなたの新居にとって優先順位は何位ですか」ということ。
そして、玄関を広くするくらいなら他の部屋を広くした方が快適性や住みやすさなどは上がります。
収納力が心配なら物置を外に設置することを検討しましょう。
また、風水では南東が玄関はベストですが、日当たりの良い南東を玄関にするのは本当に正しいと思いますか?
私は南東という日当たり抜群な方角の第一優先もリビングでありダイニングではないかなとお思います。
というわけで、今回は私の考える間取りの決め方で玄関に関してお伝えしました。
一般的な意見とは少しずれているかもしれませんが、その考えが少しでも参考になればと思います。