やっとここまで来ました。
ついに新居用のカウンターを塗装していきます。
これまで自分で木材を製材し、加工してカウンターを作成してきました。
製材に関してはこちらから見れます。
加工に関してはこちらから見れます。
ということで今回はカウンターを塗装したことに関して書いていきます。
塗装するスペース
私の勤めている会社が建具を作る会社なので、木材を加工する場所だけでなく、塗装をする場所がちゃんとあるんです。
なので今回はその塗装スペースをお借りして仕事終わりに作業させていただきました。
会社の全面協力です。
こんな感じのスペースで作業をしていきます。
右に見える台もたくさんあるので全部並べて、一気に全てを塗ることが可能です。
塗装前の材料
ちなみに塗装前のカウンターはこんな感じです。
アップにすると。
まだ無塗装なので、白っぽいですね。
加工編などでも書きましたが、これはホワイトオークという家具などでよく使用する材料で、普段は住宅のカウンターなどで使用しない材料です。
つまり、このオーク材は住宅にはとても贅沢な材料になります。
我が家のカウンターに関してのこだわりをこちらでまとめています。
塗料の紹介
塗料はリボスの自然塗料でこちらはオイルになります。
ウレタン塗装に比べて、艶がなく木目や木の雰囲気を活かすにはとても良い塗料です。
木が好きな方や、ウッド調のお家をお考えならリボスを検討してみてください。
ちなみに、我が家の大工工事が完了したら、化粧梁と化粧柱にもリボスを塗る予定です。
リボスは下の商品ですね。
使用する道具
塗るときに必要なのが。
- 刷毛
- コテバケ
- 塗料を入れるPP缶
- ウエス
- 180,400番の紙やすり
道具の説明は各作業内容でご説明します
おすすめアイテム
コテバケという幅の広いスポンジの付いたコテですが、これおすすめです。
こちらを使用すると刷毛で塗るより倍以上のスピードで塗れます。
大きな材料を塗る際は必需品です。
また刷毛よりをコテバケの方が薄塗ができます。
リボスは薄く塗るのがコツなんです。
作業開始
一回目の塗装
一回目ということですが、リボスは最低でも二度塗りします。
上の写真は一回目の塗装が終わった状態です。
塗った直後はオイルの艶で光ってますが、後々この艶はなくなります。
先ほどもご説明しましたが、塗る際は薄塗を心がけて塗ります。
しっかり塗料を拭きます
塗った後は塗料を拭き取りますが、すぐには拭かずに15~20分ほど塗料を木に染み込ませるために置いておきますそれから拭き取るようにしましょう。
塗った後の置く時間は様子を見ながら、夏なら乾くのが早いので早めに拭く反対に寒い冬の時期はしっかり20分置くなど塗る時の状況で判断します。
その後拭き残しが無いようにしっかりと拭きましょう拭き残しがあると、塗料が固まってしまい、べたつきや、色むらに繋がってしまいます。
実際塗っているときは、最初20分間はどんどん塗っていき、20分経ったら、最初に塗った材から順に拭いていくという繰り返しで時間の効率になります。
1回目の拭き取り完了後
1回目の塗装が終わった後丸一日乾かしました。
塗装スペースの照明で若干色合いが写真によって違いますが、最初の無塗装に比べたら一度塗りでもいい感じに雰囲気が出てきました
ザラザラを処理します
二回目の塗装の前に一度塗装をすると、バリや、毛羽立ちが出てきますので、
細かいペーパーで研磨していきます。
300番前後がいいらしいですが、会社にあったのが400番だったので今回は400番で研磨しました。
やすりに見えませんがこれでも400番のペーパーです。
2回目の塗装
研磨を終えたら二回目の塗装をしていきます。
今回は一度目と違い、見えない部分は塗らずに省略しました。
では二度塗り直後がこちらです。
一度目に比べると明らかに色が濃くなり、更に塗料んおテカりが強くなりました。
塗料がしっかり浸透しているということですね。
ちなみに今までの写真はウォールナット色ですが、下の写真の材料はクリアで塗ったものです。
クリアでも、無塗装に比べると色が濃くなりますね。
二度目の拭き取りが終わりついに完成
2度目の拭き取りまでやり、また一日置き完成になります。
いかがでしょうか?
塗りムラもなく、木目をしっかり出ていて木の良さが際立った、かっこいい仕上がりになったと思います。
この後は現場の工事が進んだら大工に渡して取り付けてもらいます。
我が家の完成がまた楽しみになる作業でした。
リボスの注意点
実際にリボスを使ってみようかなと思っている人は、
ここからしっかり見てください。
拭き取ったウエスの処理
塗装して乾かした後塗料を拭き取りますが、その拭き取ったウエスはしっかりと処理をしないと自然発火する可能性があります。
処理の仕方としては、塗料の付いたウエスを水にしっかり濡らしビニール袋に入れて捨てましょう。
この自然発火をあまく見ていると、本当に火事の原因になります。
実際発火して現場が火事になったという事例も聞いたことがあります。
刷毛、コテバケの処理
ウエスと一緒で刷毛や、コテバケも発火の原因があるので、捨てる場合は、良く水で濡らして捨てましょう。
もし、また使用するなら、水洗いだけでは、オイルが落ちきらずに固まってしまいます。
なので、私の場合はシンナーで洗いました。
シンナーで洗ったら次回使うときも固まらずに使えました。
また、シンナーですが、コテバケをずっとシンナーに付けておいたら、スポンジと、持ち手のプラスチックが溶けて使い物ならなくなってしまいました。
シンナーの取り扱いも十分気を付けなければいけませんね……
リボスの塗る際のコツ
今回塗ってみてこうした方がいいですや、きれいに塗るコツなど紹介します。
やっぱり薄塗重要
今回以外でも何度かリボスを使ったことがありましたが、今まではコテバケ使わずに刷毛だけで塗ってましたが、今回コテバケ使用して刷毛よりかなり薄塗が簡単にできます。
薄塗することで、塗料のべたつきを防ぐだけでなく、厚塗りするより、使用する塗料の量が少なく済むのでコスト的にもおすすめです。
拭き取りは本当にしっかりと
木材によっては吸い込んだオイルが木目から後で出てきます。
それが丸い点々になってかっこ悪くなったり色むらに繋がります。
拭き残しが無いように丁寧に拭き、
かつ!
一度塗ったら10分ほど再度乾かしてからもう一度拭くことをおすすめします。
写真で見た方がイメージ付きやすいと思います。
わかりますか?
これはクリアの二度塗りして一度拭いた後です。
木目からオイルが出てき照明の光で塗料がテカっています。
このようにならないためにも二度塗りならぬ二度拭きをおすすめします
表を上にして乾かしましょう
時間があれば片面ずつ一日置きに塗った方がいいのです。
しかし、時間がない場合は一気に両面を塗ることになると思いますが、
その際は表を上にして乾かしましょう。
なぜなら、塗った後は、なにかしらの台の上において乾かすと思いますが、
乾く前に何かに触れているとそこが色むらになってしまいます。
裏は台に触れたりします。
良く乾かせば問題ありませんが、塗った後だとそうもいきません。
なので、一番見せたい部分をなるべく乾かす時に何にも触れない表を上にして乾かすようにしましょう。