こんにちは、木工職人で元現場監督の斉藤直斗です。
新居が完成したので、以前新居が完成する前に先走って購入した物置の設置日も決まり、整地を自分でやることになりました。
他のホームセンターはわかりませんが、私が購入したホームセンターは組み立てだけやってくれて、整地は自分でやらないといけません。
というわけで、今回の記事は物置を設置してもらう前の整地に関しての記事になります。
整地のやり方を解説したブログって私も調べたんですが、あんまりないんです。
なので、ぜひこの記事を参考にしていただけたらと思います。
また、私のやり方は現場監督時代の基礎工事や外構工事の手順を参考にして独自の考えでやっております。
このやり方でやれば問題は起きないと思いますが、責任は取れませんのでご理解お願いします。
- 物置を設置する前の整地の仕方を知りたい
- 土の部分に砕石を撒いてやる方法が知りたい
- ホームセンターに行って何を買えばいいか知りたい
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物置の整地をする場所
私が整地をする場所はもともと土の部分になり、土は若干の砂利交じりで土の中では固目な方だと思います。
ただ、写真の奥の方になるともともと昔畑だったということから、柔らかい黒土が出てきました。
なので、土を少し多めに掘り起こして土を入れ替えながら作業をしました。
物置の整地の方法は
今回の整地の方法は簡単に説明すると、整地をする場所に土を掘って、砕石を撒くという方法になります。
なので、物置の下が土で、砂利や砕石を撒いて物置を設置しようとしている方にお勧めの記事になるような内容にしています。
詳しい方法はこの後に詳しく解説していきます。
物置の整地に準備したもの
道具
- 土起こし
- クワ
- 角スコップ
- 転圧器(手作り)
- トンボ(会社からの貰い物)
- 木杭(手作り)
- 水糸
- 水平器
土起こし、クワ、角スコップは土を掘り返す際に使用します。
転圧器は土や砕石を締め固めるのに使用します。
転圧器は今回会社の工場で余った木で作成しましたが、ような締め固めることができるものならなんでもいいということです。
木杭、水糸は物置の大きさや、整地をする範囲を出すために使用しました。
そんなに精度よく整地の範囲を決めないで大きめに作っとけばいいやっという方は不要な道具です。
水平器は土や砕石が水平に敷かれているかを調べます。
ある程度は業者が物置を設置するときに砕石を移動して調整してくれますが、自分でできる限り水平に整地をしておいた方が、全体的にきれいな出来栄えになります。
材料
- 砕石
砕石でも、砂利でもいいと思いますが、今回私が使用したのは砕石です。
また、砕石といっても粒の大きさの種類がいろいろありますが、私は荒目と細目2種類使用しました。
おそらく、どちらかだけでも問題なかったとは思います。
私の場合は土を掘った後に荒目を先に敷きこんで、土にがっちり砕石をくいこませ、最後に細目の砕石で荒目の砕石の隙間に入るようにして強度を出そうと考えました。
もしサイズで悩んだら私みたいに半々買って荒いのから敷きこむといいかもしれません。
物置の整地作業① 掘削作業
まず最初に土を掘らなければいけません。
なぜなら掘らないで砕石を撒いてしまうと土より砕石が高く、時間とともに崩れてしまうので、最終的な砂利を敷いた仕上がりの高さを考えて土を掘ります。
では土はどの程度掘るのか?
私としては5〜10cm掘ればいいと思います。
というのも、最初は5cm掘ろうと思っていたら掘りすぎて10cmになってしまいました。
それでも全然問題なかったので、5〜10cmとします。
ただ、掘りすぎると、砕石の量が増えて材料費が高くつくので注意してください。
また、土が固いほど、掘る深さは浅く、砕石の量も少なくて良く、土が柔らかいほど掘る深さを深くして砕石の量を多くした方がいいと思います。
土を掘るには、土起こしか、クワがいいと思います。
我が家の土地は土に石ころだらけで固かったので土起こしである程度土を上げてからクワで掘りました。
柔らかい土なら土起こしなしでクワだけで十分だと思います。
この時掘る高さはだいたいで大丈夫です。
後で高さは確認しながら調整しますので。
物置の整地作業② 位置出し
ある程度土を掘削したら、物置を置く範囲の位置出しをします。
この位置出しは掘削の前にやってもいいかもしれませんが、私は一度大まかに掘削してから位置出しをしました。
位置出しに使用するのは木杭と水糸です。
メジャーなどで寸法を測り、木杭を土に差し込みます。
私の寸法の考えはブロックから物置までの空きは60cmで物置の寸法に5cm余裕を見ました。
つまりブロックから。
60cm+物置の大きさ+5cm=整地する範囲
としました。
また、木杭を打ち込んだら対角の寸法を必ず測りましょう。
対角寸法を2カ所測り数値がぴったりなら直角の四角形になってますが、この対角寸法がずれていると、ひし形になっており、歪んだ四角ということなで、何度か微調整しながら木杭を直します。
木杭の位置を決めることができたら、次に水糸を張ります。
こうすることで、線に沿ってクワを入れていけば、きれいな四角の整地が完成することができます。
掘削を大まかにやり、位置出しをした後に再度、水糸に沿って再度きれいに土を掘り直します。
物置の整地作業③ 転圧+水平チェック
位置出し、正確に土を掘り起こし終われば、次に掘った部分を転圧します。
これをしっかり行うことで強度が出ます、物置は一度設置されたら何年もその場所に定着して置いておくものですし、もしかしたら重い物も入れることがあるかもしれません。
コンクリートなら安全ですが、今回は土の上なのでこの転圧はしっかり行いましょう。
私の場合、一度トンボで全体を締め固めてから、転圧器で締め固めました。
地道な作業なので頑張ってください!!
最後に水平器で水平を確認します。
ここである程度水平にしておいた方が、後で砕石を敷くときに正確に敷きこむことができます。
水平器はわざわざ金額の掛かる長いものは買わなくて大丈夫です。
安い短いやつでいいので、木材など長い材料に巻きつければ代用は可能です。
転圧と水平が取れれば砕石敷き込み前までの工程がやっと終わりです。
以外とここまでの砕石を撒くまでが時間が掛かりますし疲れます。
ここまでで私の場合は嫁と2人でやって2時間ぐらいは掛かったと思います。
けっこう休憩しながらやっていましたが・・・
物置の整地作業④ 砕石を敷きこみ、再転圧
最後に事前に準備しておいた砕石を撒き込みます。
撒くときのちょっとしたコツは、まず袋に入ってる砕石を敷きこむ範囲へばらばらに置いてから、袋を開けて中身を出した方が良いです。
止めた方が良いのは1か所に山にして整地する方法。
事前にばらばらに置いてから整地した方が、均すときに楽です。
荒目から敷きこんである程度均して転圧⇒細目を敷きこんで転圧して水平を確認する
このような手順で敷きこんでおこないました。
砕石はホームセンターで買いましたが、一度で車に乗りきらなかったので、2回に分けて購入しました。
その際に1回目の購入した分を敷き終わって残り何袋必要なのかの目安を立ててから再度購入した方がいいです。
また、足らないとか買いすぎたなどが無いようにできると思います。
物置の整地作業のまとめとおさらい
今回は土の部分に砕石を敷きこむ物置の整地の仕方を紹介しました。
物置の整地のやり方を復習
- 土を5~10cm掘り起こす
- 転圧する
- 砕石を敷きこむ
- 転圧する
簡単にまとめる上の手順でやりました。
物置を整地するポイントは
- 水平を確認しながら均していく
- 転圧をしっかりやって強度を出す
- 砕石の買い出しは2回に分けて買いに行こう
以上が私が紹介する物置の設置前の整地のやり方でした。
もし、これからホームセンターで購入する方、購入したけど整地を自分でやる自信がないという方の為に参考になっていただければと思います。
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