我が家の自宅には以前IKEAで購入したガーデンチェアとテーブルがあります。
こんなやつです。
リビングの外の窓際に土間コンクリートを打っているので、普段はそこに設置しています。
最初はこのIKEAのガーデンチェアとテーブルがあるだけで外でちょっと座ったりできるので気に入って使っていたんですが、
「最近ですね、正直ちょっと安っぽいな」と感じてました。。。
取り付けられている木の板の木目が悪かったり、あまりかっこいい雰囲気がありません。
場所によってはこんな感じに割れていたりしているところもありました。
なので、どうにかこの板をリメイクしてお洒落にしていきたいなと思い、いろいろ塗料など方法を検討しました。
検討した結果、このIKEAのガーデンチェアとテーブルを「ミルクペイント」を使用してリメイクすることにしました。
というわけで今回はミルクペイントでIKEAのガーデンチェアとテーブルの板を新たに塗りなおしてリメイクしてくという記事の内容になります。
以前購入したこのIKEAのガーデンチェアとテーブルを紹介した記事があるので詳しくは下の記事を見てください。
今までの作品やDIYの実例は下で記事で一覧で見ることができます。
リメイクするのに使う塗料が「ミルクペイント」
今回リメイクしていくにあたって使う塗料が「ミルクペイント」になります。
ミルクペイントはその名前の通り牛乳を原料としている塗料になります。
塗った感じは水性なのにマットな感じでサラサラした塗料ではありません。
なので木の木目はほとんど見えなくなるタイプの塗料になります。
屋内だけでなく今回みたいに屋外にも使用できるガーデンタイプもあるので庭のプランターなどにもオシャレに塗るなんてことができます。
私としてはミルクペイントはマットな感じが出す独特の色合いがすごく気に入りました。
というわけで、実際に作用風景を紹介していきます。
IKEAのガーデンチェアとテーブルの板をすべて外す
さっそく板を塗装するためにまず板を外していきます。
板は裏からビスで止まっているだけなので簡単に外すことができます。
ただ、脚の部材とインパクトドライバーがぶつかってやりにくい場所もあったので手回しのドライバーも準備しておいた方がいいでしょう。
取り外した板を電動サンダーで表面をきれいにする
ガーデン家具は半年以上外で使用していたので電動サンダーで表面をきれいに研磨しておきます。
本当は裏もやろうとしたんですが、板の数が結構あり手間だったのであきらめて普段使っていて見える表面だけ電動サンダーを使用しました。
電動サンダーで削ってみたらかなりきれいになっていきます。
もともとニスは塗られていたみたいですが、そのニスが削られたか汚れが取れたんだと思います。
どちらにしても電動サンダーをやった方が表面がきれいになるので塗装した後も仕上がりが良くなるので一枚一枚丁寧に削っていきます。
割れや節など木目の悪いところにはウッドパテ
電動サンダーをやっていてところどころ、このような割れや、節などによるへこみなどが目立つ板がありました。
これらはウッドパテを使用して埋めて平らにしていきます。
こちらが私がいつも使用しているウッドパテです。
うまく使うと割れや節だけでなく、間違ってドライバーで刺したり、のこぎりで間違って切ったのノコ目などもいい感じに埋めることができて平らに補修をすることができます。
ただ、注意していただきたいのが、このウッドパテは自然塗料などの木目を活かすオイル系の塗料とはあまり相性がよくなく、パテと木で塗料の浸透加減が違うのでパテをしたところが目立ってしまうことがあります。
ですが、今回使用するミルクペイントはマットな感じで木目を活かすというよりミルクペイントの膜を作るような塗料なので、木目はほぼ見えなくなります。
なので、このウッドパテを使用したところははっきり言ってミルクペイントで塗れば全く分からなくなります。
つまり、実際に使用してみて感じたのは、
このウッドパテとミルクペイントは相性が抜群だといえます。
ウッドパテの使い方を解説した記事があるので参考にしてみてください。
ウッドパテには付属のヘラが付いているので、ヘラで空気を抜くようにしてパテを塗っていきます。
厚く塗る場合はパテ痩せをする可能性があるので何回か重ねて塗る方が良いでしょう。
ウッドパテを使用した板は乾燥させてから再度電動サンダーで表面を仕上げます。
角など細かいところは手作業で確認しながら仕上げていきます。
板によって角の面取りの大きさにばらつきがあるので、ここのタイミングでなるべく均等になるように調整をしておきます。
ミルクペイントforガーデン クラウディーブルーを使用していきます
それではここからミルクペイントで塗装をしていきます。
まず、最初に使用するのがこちらの「ミルクペイントforガーデン」という外でも使用できるタイプの塗料になります。
そして色はクラウディーブルーを選びました。
普段はクリアやウォールナット系の自然塗料をよく使用するので、クラウディーブルーは結構自分の中で冒険してみました。
さっそく塗ってみた感じがこんな感じです。
マットな感じの塗料なので、オイル系の塗料に比べると少し伸びにくいですね。
それと、ハケの塗った痕が残りやすいので、木目に沿ってまっすぐ塗った方がきれいに塗れます。
最初は一枚一枚丁寧に塗っていましたが、枚数が結構あるので途中からまとめて塗ることにしました。
実際にミルクペイントを塗ってみて、
塗る順番は「小口面→側面→表面→裏面」の順番で塗るのが一番きれいに塗れると思いました。
ミルクペイントは乾くのが早いので、表面を最後に塗ろうとすると、側面を塗った時の表面に付いた塗料が先に固まってしまいムラになりやすくなってしまいます。
10分ほど乾燥させたら触れるくらいには乾燥するので、反対側を塗装していきます。
ミルクペイントは乾燥が早いので乾燥待ちが少なく作業をどんどん進めることができます。
これでとりあえず1回目の塗装が完了です。
この後2時間ほどたったら表面だけ2度塗りをしました。
ミルクペイントトップコートクリアで仕上げ塗装
次にトップコートクリアを塗っていきます。
このトップコートクリアを塗ることで、耐久性や耐水性、紫外線などによるUVカットの効果があります。
なので、外で使用するプランターや今回のようなチェアやテーブルなど手垢が付きそうなものにはこのトップコートを使用するといいでしょう。
ミルクペイントのクリアだからか蓋を開けてみたら、ミルクのよう乳白色の色でした。
前回のミルクペイントforガーデンの塗料の余りが残っており、かつ容器を新しくするのももったいないので、この余った塗料にトップコートを混ぜて使てしまうことにしました。
おそらくこの方法は正しくはないと思うのであまりオススメはしません・・・
ですが、実際に塗ってみた感じは特に問題なく塗れました。
トップコート塗ってみましたが、少し白っぽくなりました。
上の写真のハケで塗っている板がトップコートを塗ったもので、他の板はまだトップコートを塗っていません。
これでも元のクラウディーブルーの塗料も一緒に混ぜてこの色なので、トップコートだけで塗ったらもっと白っぽくなったのかもしれません。
トップコートクリアも表だけは2回塗りをしておきました。
裏は相変わらず1回塗りで終わりです。
後々知ったのですが、ミルクペイントは水性なので水で薄めることができるそうです。
なので、もともとマット質で粘性が高いので水で薄めた方が塗りやすいかもしれませんね。
この後1日乾燥させてから板を取り付けていきます。
板を再度取り付けていく
ではしっかり乾燥させたので再度板を取り付けていきます。
IKEAのこのチェアとテーブルの板は結構反っているので、穴の位置がうまく合わないところがあったりしたので、少し苦戦しました。
全て板を取り付け終わればリメイク完了です。
IKEAのガーデンチェアとテーブルのリメイクが完成
リメイク前
以前は木目や割れなど多くあまり質の良い木が貼られていないなという印象のガーデンチェアとテーブルでした。
色も何となく朽ちてしまうような少しかすれた木の色をしていました。
リメイク後
そして今回ミルクぺイントを使用しリメイクして新しくなったガーデンチェアとテーブルがこちらです。
いかがでしょうか?
リメイク前とリメイク後を比べても心機一転いい色に仕上がりました。
木の見た目の悪いところもミルクペイントによって全部見えなくなったのでいい感じです。
これでちょっと外でお茶をしたり、庭の手入れやDIYをするときの休憩にも楽しく称することができます!
今回初めてミルクペイントを使用してみましたが、独特の質感と色がすごく楽しい塗料でした。
ぜひDIY好きの方は試してみてください!
今回の作業風景をYouTubeの動画にまとめているので一緒に見てみてください。