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壁の板張り用にホームセンターの貫材を使用するための問題点と対策を考える|DIY熱中マガジン#10

壁の板張り用にホームセンターの貫材を使用するための問題点と対策を考える|DIY熱中マガジン#10

現在自宅のとある部分をDIYしようと計画しています。

詳しくは下のインスタの投稿にまとめているのですが、

簡単に説明すると、「PCデスクの後ろが何にもないのでDIYでいい感じにしよう」
ということです。

最近DIYトータルサポートプランという凄いサポートをやっておりまして、
この時にビデオ通話をしていて後ろが殺風景だなと感じていました。

DIYを教わろうとしているDIYアドバイザーの部屋がDIY感ゼロでつまらない部屋だったら何か残念ですよね。

てなわけで、そもそも何にもないところだったということと、ビデオ通話時の映えを考え、DIYで「いい感じに」していこうということです。

 

DIYトータルサポートプランに関しては↓を見ていただければと思います。

DIY始めてみたい、やりたいけど自分一人だと不安という方のために、ゼロからひとつの作品を完成するまでのトータルサポートを始めました。

詳しくは下記リンクから、もしくはインスタのDMまでご連絡ください。

⏩DIYトータルサポートプラン

⏩Instagram

DIYをするところがこちら

こちらがDIYをするPCデスク後ろの何にもない空間です。

新居を立てるときに最初に付けたカーテンだけありますね。

 

ここを今回は4つのDIYで考えています。

  1. 壁に木板を貼る
  2. 窓枠を木枠にする
  3. カーテン撤去で内窓の設置
  4. カフェテーブルとチェアを置いてくつろげる空間に

今回の記事の本題が①の木板に関してです。

それ以外に関してもいろいろお伝えしたいですが、本題とどんどん離れてしまうので今回は省略します。

最初に載せたインスタの投稿を見ていただければ全体の概要がわかるようになってるのでそちらを見てみるといいと思います。

壁に木板を貼るに関して

今回のDIYでメインとなる内容がこの壁への木板貼りです。

木板といっても今ではいろんな商品が売っていて、壁に貼る専用のサネ加工がされている板もあれば、古材風の組み合わされて簡単に貼ることができるセット品などバリエーションが豊富にあります。

 

自分の中でこの空間は古材風、ビンテージ、アンティークという言葉が合うような味のある雰囲気にしたいと思っています。

そこで、楽天やアマゾンはこのような商品があり非常に見た目は魅力的なんですが、正直値段が高いからダメ。。。

次に、羽目板という一番オーソドックスな壁用の木板もありますが、これもちょっと値段が高いし、見た目がキレイすぎる。
「古材風、ビンテージ、アンティーク感」が出しにくい。

どちらかというと、羽目板は新築感やロッジなどのイメージに近い仕上がりになると思う。

というわけで、いろいろ考えて今回使用する木板がこちらです。

「貫材」

貫材は知ってる方もいるかもしれませんが壁に貼る材料ではありません。

ホームセンターでは大体、貫材とか野地板などの名称でキレイに製材されずバンドでまとまって売られている木材のことです。
一般的には建築現場などで使用する木材です。

室内の板張りという見た目を気にしたところに使用することも目的とした木材ではないということ。

ただし、この貫材は他の羽目板などの商品に比べて圧倒的に安く買えます。
そして、いい感じに荒っぽい見た目です。

おそらく、リフォーム関係や住宅工事関係の仕事をされている方からしたら絶対やめた方がいいと言われるような木材です。

ただ、安いし、このふさわしくない貫材をどうセンスよくいい感じにまとめるかが今回DIYの楽しく、面白いポイントでもあるかなと思っています。

 

てなわけで、ここからが今回の記事の本題の中の本題です。
貫材を壁に貼る注意点と対策をお伝えしていきます。

貫材を壁貼りに使用する問題点

貫材は壁貼り用でないので、いろんな問題点があります。

それが大きくはこの4点です。

  1. 木材が乾いてない
  2. 反りが大きい
  3. 表面が荒い
  4. 木目が悪い

それでは1つずつ説明しますね。

木材が乾いてない

貫材は未乾燥材といい、フローリングや羽目板など商品として使用する木材に比べて乾燥がしっかりされていません。

「木材は未乾燥だと何が問題だと思いますか?」

これはいろいろあるのですが、まず未乾燥のまま板を壁に貼ると後に縮みます。

木材は乾燥すると縮み、湿気を吸うと膨張する性質があります。
(だから室内に木材を使用すると吸湿性があると言われているわけです)

なので、せっかく綺麗に板を貼れたと思っても、後に乾燥していく過程で縮み、あちこちが隙間だらけになってしまいます。

まずこれが1点目

 

次2点目は壁にカビが生える恐れがあるといういこと。

壁に板を貼るということは、壁と木材が常に触れているというわけで、そこに水分を含んだ木材をずっと触れさせておくと壁と木板の間でカビが生える可能性があります。

『これに関しては以前現場監督の時代に、いろいろと経験があるのでわかるのですが、木材は湿気や風通しが悪いとすぐにカビます。』

だからこそ未乾燥材のまま壁に貼るのはカビの恐れがあるということです。

これが2点目

 

他にもいろいろありそうですが、主にこの2点が未乾燥材による注意しなければいけないポイントになります。

反りが大きい

貫材は羽目板などと違いしっかりと製材されていないため、反りが大きい材料がたくさんあります。

反りが大きいとボンドが固まるまでに壁から浮いたり剥がれてしまいます。

元々貫板を貼り付ける方法はボンドと隠し釘か両面テープを使うことを考えているのですが、反りが大きいとどちらも抑えが効かず外れてしまいます。

「ではビスを打てばいいのでは」
と思う方もいると思いますが、ビスが見えた板張りは自分のこだわりでNGになります。

ビスを見せずに綺麗に貼れてこそ今回のDIYのこだわりと言えます。

 

なので、この反りをどう対処して壁に貼るかがポイントなります。

隠し釘?と思った方はこれを見るといいですよ。

表面が荒い

貫材は見ての通り表面が荒い仕上がりとなっています。

しかもただ荒いだけでなく土埃のような汚さもあります。

この荒さは古材感というよりただただ汚いのでしっかりと表面を仕上げ直す必要があります。

木目が悪い

最後に単純に貫材は見た目重視ではないので木目の見た目があまり良くありません。

節どころか、抜け節(節がなくなったところ)も多いし、黒っぽい木目のところもあります。

多少の荒っぽさは「古材風、ビンテージ、アンティーク感」としてOKなのですが、一歩間違うとただ汚い板になってしまうので、ここはよく検討したほうがいいポイントになります。

壁に貫材を貼るための対策

ここからはちょっと面白いというか勉強にもなる内容になると思います。

先程紹介したこの4つの問題点をどう対処するのか、今考えている対策をお伝えします。

下でもう一度4つの問題点をお見せします

  1. 木材が乾いてない
  2. 反りが大きい
  3. 表面が荒い
  4. 木目が悪い

木材が乾いてない対策→早めに買ってきて乾かす

単純な話、乾燥していない木材なら乾燥させればいいだけの話です。

タイミングよく今は11月末ということでこれから乾燥する時期です。
家にいるだけで加湿器が欲しくなってきますよね。

というわけで、通常ならDIYをやる直前に木材を購入する方が多いと思いますが、今回は年末年始にDIYを予定していますが、すでに木材を購入してきました。

そして、作業部屋にこのように「桟積み」という桟を間に入れて風通しを良くしてゆっくり乾燥させます。

 

本来半年とじっくり待つといいのかもしれませんがさすがにそれは待てないので、貫材は11mm程度と薄いのでとりあえず1ヶ月間はこのまま乾燥させておこうと思います。

休日は窓を開けて風通しを良くして、あとはクローゼット用の乾燥剤を近くに置いておきました。多分効果があると思います。。。

反りが大きい対策→短くカット+溝加工

反りが大きいことの対処はいくつか考えているんですが、まずは長さを短くすることがです。

長いまま使うと反りが全体で大きくなります。
それに対し材料をカットして短くすれば反りの影響も小さくなります。

 

2つ目が「裏にノコ目を入れる」です。
裏に全体の1/3程度の深さでノコ目、つまり溝を複数入れます。

溝を入れることで、溝が開いたり、閉じたりすることがで反りが解消できるという方法です。

また、裏に溝があると、そこが通気となりカビ防止になったり、ボンドが溢れるのを防止してくれるなどメリットが多いです。

ただし、溝を入れるのが手間がかかるという欠点もありますが、少なからず溝は間違いなく入れたほうが良さそうです。

 

反り対策には、貫材を短くカットして貼ると裏に溝を入れる。
この2つの対策で解決できると考えています。

表面が荒い対策→ひたすら電動サンダー

表面が荒いし汚いので、これは地道に電動サンダーで仕上げるしかないかと考えてます。

ただし、通常だとサンドペーパーの荒さは#180〜#240を中仕上げとし更に細かいので最終的に仕上げをやりますが、今回はそこまできれいにする必要がないかと思っています。

なぜなら「「古材風、ビンテージ、アンティーク感」なので。

多少の荒さは残しておいてOKです。

なのでサンドペーパーの荒さは#80程度でもいいかと思っています。

 

ただし、現在悩んでいるのが電動サンダーをどの種類を使うかです。
今持っている工具の中ではランダムサンダーが一番良さそう。

持っているのはこれ

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ランダムサンダーは研磨力も高いし、集塵力もあるので高い効率で作業ができますが、実は荒材ならもっと効率的に研磨をすることができる電動サンダーがあるんです。

それが「ベルトサンダー」です。

ベルトサンダーはベルトタイプのサンドペーパーがぐるぐる回転することで非常に高い研磨をすることができます。
効率だけでいえばランダムサンダーよく高いです。

ベルトサンダーは持っていないのでこの機会に買っていろいろ使ってみたいという興味もあるので、この機会に購入も検討しています。

ただ、根気よくやればランダムサンダーでもできなくはない。

 

表面が荒い貫材には、荒めのサンドペーパーを取り付けた電動サンダーでひたすら研磨をするということです。

木目が悪い→カット時に取り除く+補修+色の濃い塗料

木目は見たところ、いろいろ問題がありそうです。

目立つ大きい節もあれば、赤でも白でもなく黒ずんだ見た目の木目の材料もありました。
他に割れている材料や端が欠けている材料もあります。

この対策は、まずよっぽ見た目の悪い場所は、貫材を短くカットするときに使わないようにすること。

短くカットするのは同じ長さだけでなく60cm40cm30cmのようにばらつきを出す予定です。
このときに見た目の悪い場所は使わずにどんどん短い材料として切り出します。

とはいっても、全て使わないわけにもいきません。

多少の悪いところはボンドで張り合わせたり、パテで埋めたりと補修をすることも考えています。

 

それと、塗料は明るい色から濃い色と塗り分けを考えているので、見た目のいい木目の板には明るい塗料を使用し、見た目のあまりよくない木目には濃い塗料を塗って目立ちにくくする。

このように「取り除く→補修→目立たないように濃い塗料を使用」といろいろ策を重ねながら進めていきます。

まとめ:壁貼りに貫材を使用する問題点のその対策

今後DIYを計画している内容から壁貼り用に貫材を使用する問題点を僕なりにまとめてみました。

正直ここまで考えるなら羽目板を買えと言わればそれまでなのですが、なんとなく自分の中で「貫材であっと言わせる壁板に仕上げる」というところが目的となってきています。

なので、いろいろ問題があるというは、DIYではひとつの楽しみと言えます。
(DIYはプラス思考でいこう)

 

いろいろ大変そうですが、貫材を使っていい感じに仕上げていこうと思います。

引き続きDIYが進んだらインスタやブログでお伝えするのでお楽しみにしていただけたら嬉しいです。

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