DIYのノウハウを濃い内容でお伝えするDIY熱中教室も#3となりました。
さて、今回は先週公開した、インスタのこの投稿をより深掘りしていきます。
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ここからの内容はこちらのインスタの内容を一度見た、ということを前提に話が進むのでまだ見ていない方は、一度目を通してからこの記事を読み進めていただければと思います。
DIY始めてみたい、やりたいけど自分一人だと不安という方のために、ゼロからひとつの作品を完成するまでのトータルサポートを始めました。
詳しくは下記リンクから、もしくはインスタのDMまでご連絡ください。
ブログでは、普段のDIYの作業風景をまとめているので、よろしければ読んでみてください。
YouTubeもやってます。
アジャスタ金物の「ネジ式」と「バネ式」どちらがいい?
アジャスタ金物はネジ式とバネ式があると説明しました。
ここでは、ネジ式とバネ式に関してもう少し詳しく解説をします。
ネジ式の特徴
・ネジで締め付けるので強い保持力がある
・ネジを締める作業が発生する
・ネジの緩みが不安
バネ式の特徴
・アジャスタをはめるだけなので作業が楽
・保持力がバネの力だけで不安
・バネなので、半永久的に緩むことはない
ネジ式とバネ式の特徴は上記のようになりますが、
ポイントは「ネジで締める」か「バネの力だけで支える」か、
ということになります。
オススメはネジ式
先にお伝えすべきことを先に伝えます。
オススメはネジ式です。
つまり、商品名で言ってしまいますが、ディアウォールよりラブリコの方がいいということ。
(ラブリコはバネ式もあるけど、ここではネジ式の代表として扱います)
なぜなら、ネジ式の方が強く固定することができるからです。
ネジ式は、ネジを締めることでアジャスタが強く床と天井に突っ張ることができます。
だから、ギリギリまで強く締めることができるんです。
ですが、バネ式はバネの力に頼るだけなので、強い締め付けができずバネの伸びしろだけで強度を出しています。
実際に、ラブリコはメーカーから耐荷重がしっかりと表記されています。
ツーバイフォー材を立てれば20kgや、ワンバイフォー材を横にして棚のようにすれば1kgのようにしっかり公表されています。
ですが、
バネ式のディアウォールはメーカー側からは非公表なんです。
「完成した作品を参考にご自身で判断してください」
だそうです・・・
いろんな理由があるのかもしれませんが、しっかりと強度を数値化してくれる商品の方が信頼できるのは明らかです。
このような理由から僕はバネ式を選ぶならオススメです。
ネジが緩む心配は、
ネジ式で不安なのが、「ネジの緩み」です。
「日本は地震が多い国なので、揺れの動きで少しずつアジャスタがズレていき、ネジが緩んで倒れてしまいそう」
このように思う方もいるのではないでしょうか?
じつはネジ式のラブリコにはネジの緩み防止の対策がすでにされています。
それが上の写真を見ていただければわかりますが、ネジを締めるノブの近くにバネが仕込まれているんです。
これがネジの緩む力を抑え込んで緩み防止の役目になっています。
このようにラブリコはしっかりと作り込まれた製品なんですね。
ラブリコを見た目で選ぶ
ここからはすべて、ネジ式のラブリコに絞って話をしていきます。
ラブリコは通常は樹脂製の黒や白(正確には全5色)から選ぶことができますが、素材そのものが違うラブリコもあります。
それが「アイアンタイプ」のラブリコです。
アイアンにするとまず見た目がカッコいい。
樹脂製の黒とアイアンの黒では金属感があるので、細かい見た目にこだわるなら断然アイアンタイプを選ぶのがいいでしょう。
屋外はアイアン一択
ラブリコを使用する方のほとんどが屋内だと思いますが、
屋外でも使用したい方は耐久性、耐候性があるアイアン製を選んだ方がいいです。
ただし、雨に当たるところところは木材の乾燥収縮なので倒れる可能性が高いので使用しない方がいいでしょう。
ガレージなどの雨に当たらない、半分外のような場所に使いましょう。
ラブリコを見せない工夫
ラブリコは見た目がスッキリしており、木材周辺の金具を余計な凹凸がありません。
なので、これは僕がやった方法ですが、
ラブリコを見えないように上から合板を重ねることができます。
こうすれば、ラブリコが見えずデザイン的にも壁に合板が貼ってあるようにしか見えません。
ただし、定期的なネジの緩みのチェックがしにくくなるのでここは少し欠点でもあります。
強度でラブリコを選ぶ
バネ式よりネジ式の方が強度が高いとお伝えしました。
さらに、ネジ式のラブリコには高強度のシリーズが2種類発売されています。
それが「STAPLER FIX」と「強力」です。
STAPLER FIX
STAPLER FIXとはホッチキスを使用した、通常固定のラブリコより高い強度を出せる商品です。
上部の金具のところにたくさんのホッチキスを専用のパッドを止めることで強度が増すということ。
ホッチキス程度の穴なら目立たないので取り外した後も心配ないでしょう。
注意点としてはこの方法は石膏ボードの時しか使えず、合板などの木材にはホッチキスが刺さらず使えません。
少し古いですが、壁紙の補修方法を公開した記事があるのでもしよろしければ参考に読んでみてください。
強力タイプ
こちらは商品名そのままに一番強力なシリーズです。
STAPLER FIXと同じくホッチキスで止めるパッドも付属していますが、ビスでも止めることができる形状のアジャスタになっています。
アジャスタの形状も、通常のものより設置面積が多くなっている形なのでより強く保持することが可能です。
ビスを締めると強い強度が出ますがビスの跡が目立ってしまうので取り外す際は補修が必要なので賃貸での使用は気を付ける必要があります。
和室など床が柔らかいと使えない
最後にインスタのコメントでいただいた質問がいい質問だったので紹介します。
それが、
「和室には使えないんですよね?」ということでした。
和室やカーペットの部屋だとフローリングに比べて床が柔らかいので、上下に突っ張るように固定するアジャスタ金具は通常使うことができません。
ただし、対策をすれば使うことも可能です。
それが、アジャスタの下に「合板を敷き込む」方法です。
アジャスタだけだど畳やカーペットに沈み込んでしまいます。
ですが、合板を敷くことで合板が広い面でアジャスタの力を受け止めてくれるので、アジャスタが沈むのを抑えてくれるんです。
ただし、この方法も軽減されるだけなので、時間と共に畳が沈む可能性もあります。
やはり定期的な緩みのチェックや、周辺に倒れたら困るものを置かないなど、念には念を入れておいた方がいいでしょう。
アジャスタの強さまとめ
最後にアジャスタ金具全ての強さがすぐにわかるようにしておきます。
このほうがイメージしやすいと思うので今後の参考にしてください。
『ディアウォール<ラブリコ<ラブリコSTAPLER FIX<ラブリコ強力』
つまり「バネ式よりネジ式」、「ネジ式+ホッチキスや、ネジ止が強い」ということになります。
壁掛けのテレビや自転車を飾るなど重いものを掛ける時はなるべく強力なアジャスタを選んだ方がいいですね。
ちょっとした棚なら取り付けが簡単なバネ式のディアウォールでもいいかもしれません。
僕の場合は通常のラブリコを使用して、窓の上の目立たない場所に直接ビスを打ち込むという力技で強度を増しました。
つまり、DIYはアイデア次第!
みなさんもディアウォール、ラブリコを利用して部屋の模様替えや収納を増やすなど挑戦してみてください。
もし、DIYをやるときに必要であれば作品を完成するまでサポートするので下記プランをぜひご利用ください。
まったくDIYに関してわからない状態でも、まるっとやり方作り方を聞きながらDIYを自分のペースで進めることができます。
それではまた!
こちらは自分の作業部屋にラブリコを使用してOSB合板を貼った時の作業風景です。
少し古いので映像が荒いですが、よろしければご視聴ください。