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2年前に作ったウッドデッキの劣化確認と補修と再塗装|DIY熱中マガジン#5

2年前に作ったウッドデッキの劣化確認と補修と再塗装|DIY熱中マガジン#5

我が家ではウッドデッキ、ウッドフェンス、門柱、花壇などなどDIYで作りました。

そんなDIYの中で今回はウッドデッキに関しての内容になります。

 

今回の記事は、ノウハウ記事というより、自分がやったウッドデッキのメンテナンスの作業に合わせて解説していく内容となっています。

 

少し、報告系な内容になってしまうかもしれませんが、ところどころためになる内容を入れていくので、ウッドデッキに興味がないという方も、ひとつのDIYだと思ってみていただければ幸いです。

 

こちらの記事の内容はインスタの投稿をベースにして進めていくので、まだ見ていないという方はぜひ一度ご覧ください。

 

さて、まず一番みなさんにお伝したいことを先に言わせてください。

『屋外で木材を使用するならメンテナンスを怠るな!』

これです。

これだけ覚えてくれれればもうこの回は十分です。

 

屋外で木材を使用するDIYといえば、ウッドデッキもやウッドフェンスではないでしょうか。

実際に作ったという方に聞きますが、
「作った後も定期的にメンテナンスしていますか?」

 

木材は雨風、太陽光で劣化をします。

腐ることだってあるし、シロアリの被害に遭うこともあります。

 

だからこそ、定期的なメンテナンスをやらなければどんどん劣化が進み、すぐ使えなくなってしまいます。

 

ということで、ここからは我が家の2年前に作ったウッドデッキをもとに劣化の確認、補修、再塗装に関して解説しながらお伝えしていきます。

 

特に補修に関してはインスタではまったくお伝えしていない内容なので、ぜひ読んでみてください。

ブログでは、普段のDIYの作業風景をまとめているので、よろしければ読んでみてください。

 

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2年前に作ったウッドデッキ

2年前に作ったウッドデッキですが、当時の作業風景等はこのブログもしくはYouTubeで公開しているのでそちらを見ていただければと思います。

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ここでは簡単にウッドデッキの概要を説明すると、

上のデッキ部分は既製品の防腐処理済みの組み立てられているデッキ材を使用。
足元も、鋼製束と木製束の2種類を使用して交互に設置してあります。
正面の幕板は杉の貫材を使用しています。

デッキ材はホワイトウッドなので、特別屋外に強い木材を使用しているわけではありません。

ホワイトウッドも、杉も屋外には不向きな木材です。

左が鋼製束、右が木製束になります。

※ちなみに、「束(つか)」とはウッドデッキ下の短い柱など、住宅でも床下の短い柱みたいなものを束と一般的には言います。

 

こちらが今回の再塗装前の状態になります。

 

汚れもあるし、ちょっと朽ちた感じがしますね。

 

ウッドデッキをまずは清掃

ウッドデッキのお手入れはまずは清掃から始めました。

ウッドデッキは普段から雨に当たるし、土埃も被ってしまうのでかなり汚れていました。

タオルで拭いたら真っ黒でした。

とても素足で歩けるウッドデッキとはほど遠かったです…

 

ウッドデッキの劣化を点検

作って2年経ったウッドデッキの点検をしていきます。

劣化がひどいところはこの際しっかり補修で対応をします。

節周辺の割れ

最初に目立ったのが、リビングから出てすぐの位置に大きな割れがありました。

この割れはちょうど節にあたる部分になります。

鋭く尖った状態で割れているので非常に危ないのでしっかり対処します。

 

ビス起点の割れ拡大

ここはビス穴に沿って割れが拡大しています。

このまま放っておくと割れが拡大する恐れがあります。

木材を新しくしてもいいのですが、今回は応急処置という形で補修で対応しようと思います。

 

反り、ねじれ

部分部分で反りやねじれが発生しており、歩くときに引っかかりそうなので、ここも直します。

 

劣化が進んだウッドデッキの補修

そんなわけで、先ほど指摘した補修ポイントを対応していきます。

ここの内容はインスタの投稿では触れていないので、木工職人がどのように対処したのか見ていただければと思います。

 

節の補修

鋭く尖った割れは、まず、尖っている部分をノミで削り落とします。

使っているノミは安物のノミなので、屋外など荒い使い方の時にちょうどいいです。

 

削ったら使用するのが、こちらのボンド。

これは「ゴリラウッドグルー」というボンドで、通常の木工用ボンドに比べて接着力が強力で耐水性もあり、ボンドの硬化後の加工もできるという優れもの。

簡単にいうと木工用ボンドの上位版みたいなボンドです。

 

このゴリラウッドグルーを割れの隙間に埋めてパテ代わりにします。

 

2回ぐらいに分けて塗り込んだ状態がこんな感じです。

 

最後にサンドペーパーで全体を平に仕上げます。

サンドペーパーで研磨をすることで、研磨した粉が隙間に入り込み、ボンドとくっ付くので、より自然な仕上がりになります。

 

こんな感じでここの割れの対処は完了です。

 

ビス起点の割れ補修

次にビス穴に絡む大きな割れです。

 

よく見ると割れの奥に釘が見えます。

おそらく、裏から板を止めている釘が割れにより見えているんだと思います。

これだけ割れが大きいと先ほどのボンドだけ、というわけにもいきません。

 

そこで、割れに合わせて木材を埋めることにしました。

作業部屋にある木材をいい感じに削ってサイズを合わせました。

 

ある程度合わせたら、叩き込んで割れを埋めます。

叩きすぎると余計に割れが広がる可能性があるので、ほどほどに叩くのがポイント。

 

残った部分はノミで取り除きます。

 

最後にこちらも同じくサンドペーパーで表面を整えます。

 

大きな割れの応急処置が完了です。

これ以上割れが広がらないように、端々にビスを打って今後の対策もしておきました。

 

反り、ねじれ補修

反り、ねじれの対処です。

写真で見てわかるように端から離れた位置にビスが1本止まっているだけなので、木材によってはこのように反りが出てしまいます。

 

ここの対処は力技です

足で思いっきり踏みつけて、反りが直っている状態で、下穴を開けて、ビスを締め込みます。

 

頑張って踏んでいるけど、まだ少し板が浮いていますね。

このあとグッと踏み込んでビスを締めたら直りました。

 

再塗装前の養生をする

再塗装前に、養生をする必要があります。

※養生とは、塗装するもの以外に塗料がつかないようにする事前の対策のこと。

 

このように、外壁側にマスキングテープをぐるりと貼っていきます。

 

窓部分も段差に合わせて貼り進めました。

 

ちなみに、ウッドデッキの再塗装と平行してお庭のお手入れもやっていました。

園芸用バリカンという道具で庭全体を刈り込みました。

少し目を離すとこんな有様です…

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再塗装の塗料と道具

ここで再塗装の使用した塗料と道具をあらためて紹介しておきます。

 

塗料はキシラデコールです。

屋外用の木材塗料では一番信頼できる塗料だと思っています。
油性、水性両方取り扱いがあり今回は水性を使用します。

油性は浸透性がありますが、水性は半造膜と言って、若干表面に塗膜を作る特徴があります。

再塗装や塗り直しなどでは油性より水性を使うことが一般的になります。
水性は油性より劣るというわけではないので、うまく使い分けが必要です。

 

塗る道具は結構適当。

わざわざ高いハケやローラーを使うことはありません。
いつも100均です。

 

ただ、100均でも最近はいろんなローラーが売っています。

いろいろ使ってみて気づいたのは、もふもふが薄いと、屋外などではすぐにダメになってしまいます。
もふもふがしっかりしている方が長持ちするし、塗装をする効率も上がります。

 

ちなみに、100均以外ではこんな道具が広い面積を塗るときに便利です。

ただ値段が高いので、いつも100均のもふもふローラーです。

 

ちなみに、容器は使わなくなった収納の箱です。

おそらく無印かニトリなどで買ったやつでしょう。

とりあえず塗料が入る大きい器ならなんでもいい!

 

再塗装スタート

再塗装をやっていきます。

この日は10月なのに30度近くまで気温が上がりめちゃ暑かったです。

なので塗料は塗ってもすぐに乾いてしまいます。

 

ローラーでこのようにガンガン塗っていきます。

こう見ると雑な塗装に見えますが、このあと乾くと色が落ち着くので問題ありません。

 

これが塗っている途中の状態です。

塗料が置いてある場所はまだ塗り直していません。

こうやってみると全然違いますね!

 

最初は一回塗って終わりの予定だったんですが、思ったより塗料が残ったので乾いてから2度塗りをしました。

 

塗装が終わって塗料が乾けば、マスキングテープを剥がして再塗装も終了となります。

 

ウッドデッキの点検、補修、再塗装が完了

てなわけで、2年前に作ったウッドデッキの再塗装までが完了しました。

 

再塗装前と比べると、艶も出て、見違えるように綺麗になりました。

上が再塗装したウッドデッキで、下が再塗装前の状態ですね。

かなり綺麗になっています!

 

 

手前に見えるステップも自分で制作しました。

 

作った時の記事はこちらです。

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割れを埋めたところはこのようになっています。

これなら見た目もそれほど気にならないですね。

 

最初にもお伝えした通り、屋外の木製品はメンテナンスが超大事です。

このように定期的にお手入れをしなければどんどん劣化が進んでしまします。

 

なので、今回のように定期的なお手入れをできない方はそもそも木で作らない方がいいと思います。

今ならアルミや人工ウッドといった木以外の商品もたくさんあるのでそちらを選んでいいでのではないでしょうか。

 

ただし、自分で作ったウッドデッキだと、作っただけでなく「愛着」も湧きます。

「ウッドデッキが欲しい」という人より、
「ウッドデッキを作りたい」と思っている方に、今回の記事が為になりさされば嬉しいなと思います。

 

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それではまた!