今回は木箱作りをお伝えします。
木箱作りと言っても、「100均の工具と道具だけを使った木箱」です。
100均だけということで、この木箱作りの難易度はDIY初心者からまだDIYを始めておらず、「やってみたいんだよな〜」と思っている方向けとなっています。
DIYを始めてみたいと思っている方はぜひ、この記事を参考にして作ってみてください!
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木箱作りの概要
今回作り方を紹介する木箱がこちらです。
こちらはヒノキの板を使用した木箱のため、このように無塗装状態でも、ヒノキの見た目やいい匂いがする木箱になります。
大まかな作業工程を先に説明すると、
『木材のカット、釘とボンドでの組み立て、木材の研磨』と木工DIY、日曜大工の基礎的な作業工程は全て含まれてれています。
そして、100均の道具と工具だけで、このようなヒノキの木箱が完成します。
木箱内のサイズが、25cm×11.5cmなのでそれなりに小物を収納するには適したサイズ感となっています。
↑は100均の塗料など細々した容器を収納してみました。
木箱作りの道具と材料
ほとんど物がSeriaの商品になっています。
なので、同じ木箱を作ろうと思ったらダイソーでなくSeriaに行ってください。
使う材料
- ヒノキの板 5枚
- ハンドル(取り付けるのであれば)
- 塗料
使う道具
- ノコギリ
- サンドペーパー
- 釘
- 直角ガイド
- トンカチ
- ボンド
- 錐
- ドライバー
使う材料
今回はこれを5枚使用します。
ヒノキ板は厚みが1.5cmとそれなりの厚みがあるので、しっかりした箱を作ることができます。
セットでネジも付いているので別で購入する必要はありません。
100均の塗料は使い切りでお試しで使用するのに適しています。
使う道具
そんな時は「ノコギリガイド」を使用すると便利です。
ガイドに付いているマグネットがノコギリの刃に付くことで真っ直ぐ切ることができます。
ノコギリガイドに関してはインスタでも度々紹介しているので、使う前に見てみると参考になると思います。
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使用する釘のサイズが決まっているなら、セット商品でなくホームセンターでそのサイズだけの釘を買ってもオッケーです!
ビスだと手で締めるのは大変なので、手工具でやるなら釘のほうがおすすめです。
小さいサイズでコンパクトですが、ノコギリガイドと合わせて使うと少し小さいです。
今回は「100均の道具」で作るのでノコギリを100均を使用していますが、正直100均のノコギリは切れません・・・
100均ノコギリは薄いベニヤ板や柔らかい木材向きです。
今回の1.5cmのヒノキ板は少し頑張らないと切れませんでした。
どうせ100均なので試しに使ってみてもいいですが、上手く切れないのはあなたの技術不足でなく道具のせいです。
もっと、サクサク木材を切りたいという方は、電動工具かホームセンターのある程度いいノコギリを使用しましょう。
ですが、今回は使わずに自分で木材同士を合わせて組み立ててしまったのでこの後出てくることはありません。
詳しくは下のインスタの投稿を参考に。
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サンドペーパーって1種類買えばいいという物ではなく、「荒め、中目、仕上げ」など2〜3種類の荒さを揃える必要があるんです。
通常ホームセンターだとそれぞれ1枚ずつ買う必要がありますが、100均ではこれがセットで1つの商品として取り扱いがあります。
しかもサイズも最初から使いやすいサイズに切られているし、写真は紙やすりですが、他にも布やすり、耐水ペーパーなどいろんな種類があり正直超便利です!
ちょっとでいいのでいろんな種類が必要な時に100均をよく利用しています。
他、錐やトンカチなどなどの道具もありますが、全て紹介すると長くなるので省略してここから実際の制作している写真とともに作り方を解説します。
木箱作りの作り方
塗装も、ハンドルも付けないなら①〜④までで完了となります。
木箱作りの作業工程
- 板を切る
- 板を研磨する
- 板を組み立てる
- 組み立て後の仕上げ
- 塗装
- ハンドル付け
それでは工程ごとに解説をします。
①:板を切る
底板と側板を切らずにそのままのサイズで使用します。
今回は前、後板のみ長さをカットします。
前、後板だけ切っていきます。
②:板を研磨する
研磨は表面の傷やへこみを消す効果と、表面の見た目が綺麗になります。
また、塗装時の塗料のノリが良くなるので、研磨はほぼ必須の作業と言えます。
組み立ててからだと内側が上手く研磨できないので、今回は組み立て前に研磨をすることにしました。
「研磨、組み立て、塗装」は作るモノや作業内容によって変わるので、その都度検討するのがいいでしょう。
使用するサンドペーパーの荒さは#180と#320です。
サンドペーパーは番号が小さいほど荒いので、#180が中仕上げ、#320が最終仕上げというイメージ。
傷や凹みがガッツリ付いている場合は#80や#120からスタートしましょう。
DIYのざっくりとした進め方をこの投稿で解説しています。
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この時端材の端に合わせてしっかりと折り目をつけるとより、研磨する面が平らになり上手く作業ができます。
荒い番手で全体を研磨できたら、細かい番手にして再度研磨をします。
左が研磨完了で、右が研磨してない状態です。
写真だと上手く伝わりませんが、研磨したほうが明らかに表面がきれいになっています。
③:板を組み立てる
ここから板を組み立てていきます。
ニュル〜と出しただけでは、均一にボンドが行き渡らないしはみ出る原因にもなります。
最初の1枚目はL字になりバランスが悪いので、同じサイズの板を並べることでコの字の形になり安定します。
釘打ちなど組み立てるときは安定した状態を確保することが重要です。
不安定な状態では上手く組み立てることはできません!
釘だけでの固定だと少し短いですが、ボンドとの併用なので多少短くても問題ありません。
釘を打つ位置を事前に決めることもできるし、下穴が空いているほうが釘打ちの作業が安定します。
拭き取らないと、後の塗装時の塗りムラにつながります。
作業は同じ流れでボンドから釘打ちです。
(もう少し多く塗ったほうがよかったかも)
こうすれば歪みが解消されズレずに組み立てができます。
④:組み立て後の仕上げ
また、組み立てたところが完全に平というのもなかなかありません。
荒目ですね。
その後、再度#180から#320と仕上げていきます。
グネグネこねながら研磨すると歪な丸い角に仕上がり雑なDIY感が出てしまうので気をつけよう。
木箱の組み立てが完成
ここまで進めれば、無塗装のヒノキの雰囲気のある木箱となります。
ここからは、塗装やハンドルを付けるならということで、実際にやっていきます
⑤:塗装
塗料の種類は水性ニスで、水性ニスは木材の見た目を活かすことができる塗料でかつ、色付けもできます。
乾燥後は若干の塗膜を張るため、無塗装に比べて使用時の汚れなどが付着しにくくもなります。
茶色というよりはオレンジに近い色合いでした。
- 塗りにくい場所から塗ること。
- 使っている時目立たない位置から塗ること。
この2点
今回の場合は、
『底板→内側→外側』
この順番で塗っていきます。
⑥:ハンドル付け
付けなくてもいいですが、付けた方が何かと使いやすいし持ち手になり便利です。
あと、見た目も良くなる。
前板の中心でもいいし、今回は若干上よりに取り付けることにしました。
こうするこで、ハンドルがズレてもビスの位置は残ります。
いい感じに、ハンドルを取り付けることができました。
ハンドルを使用するときに注意点があります。
「なんでそこ考えてないの!」というポイントなんですが、
ヒノキの木板もハンドルもSeriaの商品です。
なのに、ヒノキの木板にハンドルを付けるとネジが飛び出ます。
1、2mm程度ですが、これでは中に入れた物を傷つける可能性があります。
なのでビスを変えるか、ビスをペンチで切るか削るかなど対処が必要です。
同じ、Seriaの商品であれば、この微妙なビスの長さぐらい調整してほしいところです。
最後の最後でちょっとガッカリしたポイントでした。
木箱の完成
というわけで、ヒノキの木箱作りが全て完了です。
完成品をいろんな角度から包み隠さずお見せします。
塗装時も木目に合わせてハケで塗ったので上手く塗れています。
容器の小さい塗料を入れるのにちょうど使いやすいサイズ感です。
まとめ:100均の工具道具でヒノキの木箱作り
やっていること自体は特に難しいことはなく、道具工具を揃えれば誰でも始めることができます。
DIYは電動工具など揃えたり、危険な刃物を使用したりと怖いイメージや大変そう、不器用だとできないなどやり出せない理由もいろいろある方がいると思います。
ですが、このようにまずは気軽にスタートしてみてDIYの楽しみを感じてもらえれば嬉しいと思っています。
もし、DIYをやるときに必要であれば作品を完成するまでサポートするので下記プランをぜひご利用ください。
まったくDIYに関してわからない状態でも、まるっとやり方作り方を聞きながらDIYを自分のペースで進めることができます。
それではまた!