こんにちは、Naoto@naoppemanです。
今回からドライガーデン作りに関して3回に分けてお伝えしていこうと思います。
3回の内容は、
第1回:レイズドベッド編
第2回:土作り、土入れ編
第3回:植物の植え付け編
を予定しています。
というわけで、今回は第1回ということでレイズドベッド編をお伝えしていきます。
レイズドベッドとは木枠などで土留めを作り地面より高い位置で植物を育てるガーデニングの方法であり花壇のことをいいます。
そんなレイズドベッドの製作過程や作り方をお伝えしていきます。
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レイズドベッドとは地面より高い位置で育てる方法
レイズドベッドとはこのように、ガーデニングをしたい範囲を木枠やブロックなどで土留めと言う土を抑えるものを立ててそこに土を入れて植物を育てる方法になります。
簡単に言うと、枠で囲って土を入れるガーデニング方法です。
地面よりも高い位置でガーデニングをするということで、いろんなメリットがあるのでまとめてみました。
- 土への風通し、排水性が良くなる
- 周りより高くなるので日当たりが良くなる
- 地面の状態に関係なくガーデニングができる
- 最初から高い位置で植えるので小さい植物でも目立つようになる
- 木枠や地面より高い位置にあるので見た目が良くなる
ざっと思いつくだけでこのようなメリットがあります。
特に、今回はドライガーデンにするので排水性や風通しが良くなるのが一番の目的です。
これは高い位置に土があるため水が乾きやすくなるからです。
ドライガーデンは名前の通り比較的乾燥を好む植物や多肉植物を植えるガーデニングの方法です。
なので、ドライガーデンとレイズベッドは共に相性がよい組み合わせだと言えます。
それと、もう1つレイズドベッドを採用した大きな理由が見た目が良くなるからです。
今の家の自宅はこのように地面の高さでハーブガーデンや、家庭菜園のスペースがあります。
庭木なども今後の成長を考えてまだ低いものが多いです。
なので、ずっと庭全体にメリハリがないと思っていました。
だからこそ今回はドライガーデンをレイズドベッドで作りメリハリも持たせようという計画になります。
最近の庭の様子をこちらの記事でまとめていますのでよろしければご覧ください。
制作するドライガーデンの範囲と大きさ
ドライガーデンの範囲はこのオリーブの木が植えてあるところに作っていきます。
大きさは上の図のようになっています。
奥行き2.0m、幅3.45mで面積にすると6.86㎡ほどの大きさになります。
一部角を斜めにします。
上の画像の左に立っている位置が奥のウッドフェンスから大体2m。
ここが横幅3.15mあたり。
そこから斜めになっている形です。
レイズドベッド制作の材料
レイズドベッドには主にこのツーバイフォーを使用して作っていきます。
大きさに合わせて6フィートと8フィートの長さで揃えました。
それ以外にも、このツーバイフォーを繋ぐ部材などもありますが、基本的にはこのツーバイフォーがメイン部材となります。
レイズドベッド制作 ①:木材のカット
まずは木材をひたすらカットしていきます。
今回はスライド丸ノコに集塵機を接続してウッドデッキで作業をやっていきます。
まずは、木材の片側だけを一度カットします。
これは購入した時の木材は小口つまり断面がバリバリで汚いからです。
一度カットした方が綺麗な断面になります。
レイズドベッドはツーバイフォーを4本分の高さで作ります。
4本で高さが約35.3cmになります。
レイズドベッド用の土は30cm以上入れる予定なので余裕があるぐらいでちょうどいいです。
そしてここでポイントです。
ツーバイフォーを繋ぐ時には、間にこの2mmのベニヤを挟んでわざと隙間を開けていきます。
これは水捌け、排水性が重要なドライガーデンを考えて若干の隙間があった方が風通しが良くなるだろうと考えました。
2mmにしたのは土がこぼれてこない程度の隙間にしたかったからです。
土は主に小粒の土を入れていく予定ですが、2mmがちょうどいいかなと思いました。
そしてこの部材で4本のツーバイフォーを固定していく受け材としての材料になります。
これはツーバイフォーを繋げればいいのでどんな大きさでもいいと思います。
ツーバイフォー4本で35.3cm+ベニヤ分を足して
約36cmで受け材に印を付けて切っていきます。
バンバン切っていきます。
ツーバイフォーはそれぞれ使用する長さが違うので間違わないのように慎重に切っていきます。
スライド丸ノコは直角に安全で早く切ることができるので非常に便利です。
レイズドベッド制作 ②:木材の塗装
木材のカットが終わったので、ここからは木材の塗装を行います。
塗装は毎度お馴染みキシラデコールになります。
今回はウッドデッキと同じ、水性のオリーブ色を使用します。
屋外用の木材塗料はおそらくキシラデコールが一番信頼できます。
ただ、キシラデコールは高い!!
なので、キシラデコールより安いがないか最近色々探しています。
ハケは100均のローラーを使用していきます。
100均のローラーはすぐに使えなくなりますが、使い捨てと思えばちょうどいいです。
毎度ハケを洗うのが面倒だと思っている自分にとっては使い捨てできる100均はとてもありがたい道具です。
持ち手は結構使い回ししています。
一応通常のハケも準備しておきました。
これも使い回し。
それではキシラデコールを塗っていきます。
塗り方は木材を並べてローラーで一気に塗っていく作戦です。
数が多いのでなるべく手早くやっていきます。
ローラーはしっかりと余分な塗料をきらないと塗るときに遠心力で跳ねるので気をつけましょう。
このように並べて一気に塗っていきます。
1本1本はやってられないですね・・・
ただ、最後だけは再度ローラーを通した方が塗りむらが少なくなり綺麗に仕上がります。
これで1度目の塗装が完了です。
大変ですが、しっかりと2度塗りもやっていきます。
屋外で使用する木材は塗料で耐久性が大きく変わります。
なのでしっかりと2度塗りしていきます。
これで塗装作業が完了です。
2度塗りすると1度に比べてしっかりと色も付くので見た目もよくなります。
レイズドベッド制作 ③:設置前の砂利の整地
塗料が乾く間にレイズドベッドを設置する位置の砂利を整地していきます。
砂利は上の写真で言うと手前から奥にかけて低くなっています。
ですが、レイズドベッドや水平に設置したいの事前に高さをある程度調整しておきます。
ある程度調整したら、後は実際にレイズドベッドを設置してから高さを合わせていきます。
レイズドベッド制作 ④:ツーバイフォーの組み立て
それでは塗料も乾いたので、ツーバイフォーを受け材で固定していきます。
2mmベニヤを挟んでから固定をしていきます。
端もしっかり揃えてから組んでいきます。
この長さには受け材を4本取り付けることにしました。
受け材の間隔は均等にして止めつけます
受け材とツーバイフォーはまず下穴を開けて、
そこからビスで止めます。
ちなみに下穴は皿取錐という、下穴とビス頭が木材に入り込む部分を一緒に削ってくれる錐を使用しています。
受け材からツーバイフォー1本あたり2本で止めていくのが一連の流れです。
木材は中には反っていたり曲がりが強いものもあるので、どうにもならない時はクランプを使用して固定してから止めていきます。
クランプを持っていない場合は誰かに固定してもらってビスを打つといいと思います。
ただし、このように強く固定しすぎて固定すると間に挟んだベニヤが抜けなくなってしまいます・・・
長い方向はこのように受け材同士をビスで固定します。
これでツーバイフォーと受け材を組み合わせました。
次は設置していき組んだパネルを繋げていきます。
レイズドベッド制作 ⑤:パネルを設置して組み立て
それではここから設置していきます。
各位置に作ったパネルを仮で置いていきます。
1ヶ所目を組んでいきます。
ただ、パネルが上手く水平になっていないと組み合わせるときにズレてしまうので高さを調整しながら組んでいきます。
所々で水平器を当ててしっかりと水平を合わせながら進めます。
高さを調整するときはパネルを上げて下に砂利を詰めて高さを調整していきます。
反対側も無事組み合わせることができました。
レイズドベッド制作 ⑥:斜めは蝶番で固定
最後に斜めの部分を取り付けたら完了でしたが、上手く取り付けることができません。
なんとかなるだろで進めていたら、なんともなりませんでした・・・
仕方ないので受け材を少し内側に移動しました。
そしてこの蝶番を利用して取り付けることにしました。
蝶番は使えば自由に角度を変えて固定をすることができます。
これで各パネル全て固定することができました。
レイズドベッドの完成です。
ドライガーデン用レイズドベッド作りが完成
このようにドライガーデン用のレイズドベッドが完成しました。
本当はレイズドベッド下の隙間をしっかりと詰めておこうと思ったのですが、雨が降ってきたので今回はここまで。
実際に完成してみると思ったより大きくて少し驚いています。
本当は強度が弱そうなら杭を打って補強しようとも思っていましたが、今のところしっかりしているのでこのままでいいかなと思っています。
斜めのところもとりあえず、取り付けることができました。
想定外!オリーブの植え替えが必要に
完成しましたが問題も発覚です。
レイズドベッドに合わせて30cm土を入れるとオリーブが埋もれてしまいます・・・
考えてばすぐわかることですが、全く気にしていませんでした。
仕方ないので後日オリーブは植え替えることにします。
ドライガーデンに植える植物:半匍匐性のローズマリー
こちらはローズマリーの半匍匐性の品種になります。
ローズマリーはハーブガーデンにも植えていますが、それは立性です。
こちらの半匍匐性は上だけに伸びるのでなく横にも伸びます。
この半匍匐性はホームセンターではなかなか扱っていないので見つけた時に先に購入しておきました。
旅行でたまたま行ったカフェの外にドライガーデン風のところにローズマリーが植えてあったのが良いなとずっと思っていたので今回取り入れることにしました。
〜ドライガーデン作り〜レイズドベッド編:まとめ
というわけで、今回はドライガーデン作りの第1回としてレイズドベッドの制作をお伝えしました。
レイズドベッドは見た目が良くなるし排水性、通気性の向上に期待できるのでドライガーデンとは相性が良くオススメです。
また、地面に植えることができない場所でもガーデニングができるので今回みたいに砂利が敷いてある位置でもガーデニングが可能になります。
次回はドライガーデンの土づくり、土入れを行います。
土は業者から始めて購入して2000ℓを準備しました。
ここまでの土を一気に買うのは初めてです。
ぜひ次回の記事、動画も楽しみにしていただければと思います。
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