こんにちは、なおっぺ@naoppemanです。
この記事は前回書いた【ウッドフェンスを作る#前編】の続きの内容になります。
前編をまだ見ていない方は下から見てからこの記事を見ることをおススメします。
というわけで、今回はウッドフェンス作りの後編ということで前回の続きから完成までを解説しながら紹介していきます。
この記事の内容はYouTubeの動画で公開しているので、よろしければ見てみてください。
今までのDIYや作ったものは下の記事で見ることができます。
作り方などの解説をしている作品もあるのでぜひ参考にしてみてください。
木製の門柱もDIYで作りました。
こちらも一緒に見てみてください。
制作手順 8.木板の良い材、悪い材で分ける
前回2度塗りまで塗装したSPF材の木板が乾いたので分けていきます。
木板は1枚1枚木目や節、割れなどバラバラです。
購入するときにホームセンターでなるべく良いものを見ましたが、ここで再度良い悪いで分けます。
なぜ分けるかというと、ウッドフェンスの目立つ位置にはなるべく良い板を持っていき、物置の裏や足元など目立ちにくい位置に悪い板をなるべく持っていくためです。
8-1 「凄く良い」「良い」「悪い」「できれば使いたくない」の4段階でさらに分ける
良い、悪いで分けたら、さらに4段階で分けます。
この時もともと計算では数枚余分に板を買っているので、割れがひどい板はなるべく使わないように分けました。
一番目立つ位置に凄くいい板、その周りに良い板、足元と物置の裏に悪い板をバランスよく張っていくようにします。
こっちが左から凄く良い板から良い板です。
木目に癖がなくきれいですね。
節が多かったり割れが入っています。
節があると比較的見た目が悪くなってしまいます。
制作手順 9.支柱と支柱の長さに合わせて木板をカット
仕分けした板を支柱と支柱の間隔に合わせてカットしていきます。
どうしても、支柱は多少傾いていたりしてズレがあるので、全て一気に切らずに長さを測ったら3,4枚カットして張るの繰り返しで作業をしました。
カットした切り口は未塗装なので、厚めに塗料を塗ります。
切り口は良く浸透するので、厚く塗ることがポイントです。
制作手順 9.木板を支柱にビス止めしていく
9-1 使用するビスはドリルビス
それでは木板を支柱にビス止めしていきます。
使用するビスが、先端がドリルになっていて頭がワッシャー付きのドリルビスです。
下穴なしでも、ステンレスやアルミに穴を開けてビス止めができます。
今回の鉄もある程度は使えるらしいですが果たしてどうだかと思って購入しました。
9-2 板と板の間隔はスペーサーで等間隔に
こちらが、事前に作っておいた板と板の間隔を決めるスペーサーになります。
今回製作するウッドフェンスは板の間隔を25mmにしました。
目隠しとして作るなら15mmとかにしてあまり視線が入らないようにしたいところでしたが、隙間が狭いと狭いほど風が抜けないので強風の影響を受けます。
なので、安全第一ということで25mmと少し隙間を大きくして風が抜けるように工夫をして作ることにしました。
9-3 使用するドリルは単品の物を購入した方が良い!
色々検討した結果、鉄をドリルで穴を開けてからビスを打ちました。
そこで、もともと自宅にあったドリルや新たに購入したドリルなど複数を使用して穴をあけました。
そこで気づいたのが、複数の大きさのドリルがセットで売っているドリルより、1本1本売っているドリルの方が圧倒的に鉄を早く穴を開けてくれました。
おそらくドリルの素材や加工が違うのだと思いますが全然開くスピードが違います。
なので、鉄は穴を開けるのが凄く大変なので単品の良いドリルを購入することをおススメします。
写真は左が単品で購入したドリルで右がもともと持っていたセット販売のドリルです。
9-4 一番上の板を先に全て張る
なぜなら、一番上は端から端まで水糸を張って水糸に合わせて板を水平に張るからです。
一番上を全て張ってしまえば、後はスペーサーを使って張っていくことができます。
水糸に合わせて微調整をしながら位置を決めます。
この時に板を固定するクランプは必需品となります。
9-4 木板の止め方に苦戦
木板の止付け方ですが、これがこのウッドフェンスづくりで一番苦労しました。
なぜなら鉄の支柱に全然穴が開かないからです・・・
最初はビスを直接鉄の支柱にインパクトドライバーで打ち付けてみました。
そしたら、インパクトドライバーの打撃音がひたすら響き全然ビスが貫通しません。
ずっとやっていると貫通して止付けることができますが、それまでにドリルの先端が折れることもありました。
しかも、インパクトドライバーの打撃音がかなりうるさく、とても近所迷惑で全てのビスをこの方法で止付けることは無理だと判断しました。
9-5 ドリルで下穴を開けてからビスを打つことに
悩んだ結果ドリルで下穴を少しずつ大きくしていく作戦をとりました。
まず、1.5mmや2.0mmのドリルで穴を貫通させて、2.5mm、3.0mm、3.5mm、4.0mmのように段階を踏んで穴を大きくしていきました。
ビスの太さは5.0mmなので4mmまで穴を大きくします。
こんな感じに少しずつ穴を大きくしていきました。
ただし、先ほど伝えた単品で購入したドリルを使用すればもう少し本数を減らしても穴を大きくすることができました。
最終的には3本ほどのドリルビットで4.0mmまで穴を開けることができました。
最後にビスを打つ時もなるべく電動ドリルでビスを締めます。
それは電動ドリルだと打撃をしないのでうるさくないからです。
ただし、固くて締められない時だとインパクトドライバーを使用して最後まで締めました。
9-6 残りの板はスペーサーを挟みながらビスを打っていく
一番上に以外は、スペーサーを挟みながら25mmの等間隔になるようにしながらビスを打っていきます。
たまに板が沿っていて、スペーサーがスカスカな時があるので、そんなときは長めのクランプを使用して強引に固定をしてからビスで止めました。
9-7 ドリルに潤滑油を掛けながらビスを打つことに
鉄を最初に穴を開けるときの細いドリルが凄く折れるという問題がありました。
なのでホームセンターで大量買いをしてきました。
ですが、さすがにまずいと思いネットで調べてみました。
そしたら、潤滑油をドリルにさすと鉄との摩擦が減って熱による劣化が減るとの事でした。
ホームセンターで専用の潤滑油が打っていましたが高かったので、錆などきしみ効く自宅にあったKURE-556を代わりに使用して使っていくことにしました。
確かに定期的に油をさしてやると折れる頻度が減りました。
最初からこの方法でやってればあんなにドリルを買う必要もありませんでした・・・
9-7 隣に板があればスペーサーを使わず隣に高さを合わせることに
最初の列を張ってしまえば、次の列はスペーサーでなく隣の板合わせで高さを揃えることにしました。
その方が、隣と高さが揃うので見栄えがきれいになります。
長さを測って、カットしてビス止めの繰り返し作業だけで2日間くらいかかり一番しんどかったです。
制作手順 10.木板を仕上げに3度目の塗装
最後に張り終わった木板に3回目の塗装をしていきます。
キシラデコールは塗る回数を重ねた方がより濃く木材に浸透していきます。
なので、上の写真を見るとわかりますが、手前側はすでに3回目の塗装が終わった板です。
そして目の前の塗っているの板がまだ2回目の塗装の板ですが、色の濃さが全然違うのがわかると思います。
なので、SPF材など外に比較的向いていない木材を使用する際は最低でも3回は塗った方が良いでしょう。
この時もハケよりコテバケの方が早く均等に塗ることができるのでコテバケがおススメです。
DIYで作ったウッドフェンスの完成
というわけで3回目の塗装が終わったのでこれでやっとウッドフェンスの完成になります。
色が濃くなった分いい感じにウッドフェンスが庭の雰囲気を出してくれています。
基礎ブロックの足元は砂利を敷きなおして転圧して固めてあります。
奥の一面にモルタルを流したところも砂利を敷いたのでモルタルは見えなくなりました。
3度目の塗装の時にビスを一緒に塗ったので少しだけビスを木板の色に近い感じになっています。
隣のアパートから見たウッドフェンスです。
支柱もいい感じの色です。
多少塗るのが雑でも完成してしまえば目立ちません。
以上ウッドフェンスの製作に関して作り方を解説しながらの紹介でした。
一緒に動画も見ていただければ嬉しいです。